無気力系女子の日常譚【かくりよの宿飯】 (ページ19)

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ASIDE

犬神になって何年やろ・・・

暇で暇で仕方がない。

あの家で飼われていた白銀のただの狗だったのにねえ・・・

思い出した！！！

そうや！！！

その一家全員殺されたから犯人殺したんや！

それでその怨念が強すぎて犬神になったんや！

その怨念のせいか。

封印されたのは。

それにしても暇やあ・・・

ガサガサ

「(。´・ω・)ん?」

誰か来た？

そんな訳ないよねえ。←フラグ

史郎「ここは？

　あの祠か！

　誰かいるかい？」

誰だい？

こんなところに入れるのは妖以外だけのはず・・・

「誰だい？」

史郎「俺は津場木史郎だ。

　君は？」

「ただの犬神や。

　ところで津場木史郎。

　ここは妖は入れない。人間か？」

史郎「そう。人間だ。」

隠世に人間とは・・・

妖だけが住むんじゃなかったんけ？

里の犬神はそう言っていた。

史郎「ところで君はなんでここに封印されているんだい？」

「力が強すぎるらしい。

　やから里の犬神が恐れてここに封印したんや。」

史郎「ここを出たくないかい？」

！！

初めてそんなことを言われた。

外を知らない無知な犬神ではいたくなかった。

「外へ出てみたいねえ。」

史郎「それじゃ、この結界を解かないと。

　南の八葉磯姫を呼んでくるか・・・

　じゃあ、数日後またくるよ。」

やっと外へ出られるのか。

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ちょっと現在

「阿呆！！

　これ以上身長が縮んだら洒落にならんぞ！

　なでるのはやめろ！！」

乱丸「大丈夫だろ。

　縮んでもAは可愛いだけだからな。」

ちょっと言い合い中の獣王と犬神の総本山。

でもちょっと言い合いの内容がほのぼのとしています。

「黙れーー！！

　獣王のくせにーー！

　最凶なめんなボケぇ！

　そもそも乱丸大きすぎるんや！」

乱丸「(怒っているのに怒っていないようにみえる。

　っていうか目がちょっとウルウル・・・

　可愛すぎる。

　本当にしんどい・・・)」

内心本気でキャラ変しておかしくなっている獣王乱丸でした。

一方Aは乱丸に怒っても通用しないのが、

折尾屋に来てからの悩みらしいです。