暗黒教室【名前変換オリジナル】

18話※黒いシーンです。 ページ24

星宮は雷山の指を切り落とさないように、けれど指を使えなくするように切った。
だから強烈な痛みを伴う。



そのためか、目、鼻、口と顔の穴という穴から液体を出している。





紗理奈「ひい！！」





雷山が或る方向を向いて奇声を発した。




その方向を向くと星宮がチェンソーを持って物足りなそうな顔をしていた。
まあ、多分まだ切りたかったのだろう。
恐ろしい奴め。





未空「それでは判決に入りたいと思います。」





紗理奈「え！？私側の主張とかないの！？ハァハァ・・・」




未空「はい。
　 それでは三軍の皆さん。雷山さんと鬼門坂さんを椅子から解放してください。」




すると、花屋敷と篠倉が私の方の椅子を開放した。




見ると、雷山の方も解放されていた。
雷山は崩れ落ち、憎しみのこもった顔でこっちを見ていた。





紗理奈「こんなの不公平じゃない！！
　 そもそも鬼門坂っていう変な名前をした変なヤツが私を追い込んだのが悪いのよ！！」






そう言われて私は雷山に歩み寄った。





「まあ、自分でも私の名前が変だってことは認めるよｗｗ」





それから髪を鷲掴みにし、言った。




「だがね、このクラスが不公平？そんなの当然だ。
　じゃあ、何故このクラスに入った？ある程度のことは覚悟して入らないといけないんだよ。
　ここは流星高校2年A組という特進クラス。まあ、絶対に色々ある。
　それをお前は呑み込めなかった。だから蛇のようなこのクラスの闇に呑まれたんだよ。」






紗理奈「あ……あ……」





恐怖が雷山の体を支配する。






「それじゃあ、判決お願いしまーす。」






未空「そ、そうですね。それでは有罪と思う方挙手をお願いします。」








バッ！








全員の手が上がる。







未空「被告人雷山紗理奈は有罪となりました。
　 それでは後は桜丸さん。お願いします。」




藍里「ええ。雷山紗理奈！！貴女はこのクラスを馬鹿にし、Aさんまで馬鹿にした。
　 だから、貴女を正式にマリオネット(玩具)として認識してあげる。
　 退学もしていいのよ？」





紗理奈「う、うわあああああ！！」




そういわれると雷山はついに泣き出した。




「医療班！雷山の治療を！！」






雷山は驚きの色を見せた。
そりゃあ、治療しないと流石にダメでしょ。







これで裁判が終わった。




未空「これで裁判を終わります。」









「「ありがとうございました！」」

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