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数秒、静かな時間が流れる。
どんな状況なのかは分からないけど、いつもの睨むような京谷さんの顔が脳裏にうかんだ。
そしてその後、走り去っていく足音が聞こえる。
その音が聞こえなくなるまで私はじっと京谷さんの腕の中で身を縮ませていた。
京「行ったか…」
頭から京谷さんの呟きが降ってきて、体が解放される。
自由になった体で、振り向けばそこにはもう誰もいなかった。
そこでようやくホッと息をついて、体の力が完全に抜ける。
『…よかった』
私は思わずそんな声を零した。
京「チッ…」
その横で京谷さんはさぞめんどくさそうに舌打ちをした。
私はそれに苦笑いを溢す。
『すみません。なんか体動かなくって…』
私はヘラッと無理に笑ってみせた。
知らなかったんだ。
自分がこんなに弱いなんて。
頭が真っ白になったんだ。
もうどこにいても人の視線が怖い。
京「…」
『すみません…』
何も言わない京谷さんに私はもう一回謝った。
何に謝ってるのかはよく分からないけど。
どこまでも弱い自分が、きっと京谷さんの目には鬱陶しく写っているんだろうとおもった。
結果的にあんな風に守られて。
情けないなぁ…私。
今度こそ、その場を離れたかったが、生憎今は体に力が入らない。
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にゃんたろう(プロフ) - 更新まってます、、！ (2月22日 12時) (
レス) @page44 id: b90ce20b9b (このIDを非表示/違反報告)
natsumican(プロフ) - 更新待っています！ (2022年10月23日 1時) (レス) @page44 id: c767698059 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 続き待ってます! (2022年9月25日 16時) (レス) id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
はるる - 続き待ってます (2022年8月11日 7時) (レス) @page44 id: b2f736a6cd (このIDを非表示/違反報告)
明 - 続きお恵みください (2022年7月31日 23時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiro | 作成日時：2020年9月28日 8時
