発熱したらテスト満点だったんですけど、誰のせいだと思います？「文スト」

漂白剤・・・・クイックルーワイ○ー？ ページ4

完全に妹に遊ばれている太宰。

この光景を国木田に見せたらどうなるだろう。

恐らくAの脚にすがりついて
「教祖様。俺は貴方の出現を待ち望んでおりました！」

と血走った目で叫ぶだろう。









嘘だけど。


最も、Aと国木田は知り合いである。
そして、太宰とAのおちょくりのダブルパンチで数日間寝込んだ。


さあ、話に戻ろうか。←



「テストはねえ・・・・


めんどくさいから！
人間関係のあれこれとか
カッターキャーとか。」


「カッターキャー？」



一見妹を心配しているように聞こえるが、その目には興味津々と言わんばかりのハイライトが幾つも浮かんでいる。イケメソかよ。



「そう、
理科の教室に呼び出されてねぇ。

本当、嫉妬って怖いよ。」




「収穫は？」





嬉々として語る妹に問いかける太宰。
心なしか楽しそうだ。




「良き下僕が出来ました♪」



「さっすが私の妹！


・・・・・・で、此方は？」

と
グーパンチを宙に繰り出す太宰。





少し不安気だ、妹にまで問題を起こして貰いたくないのだろうか。




ただ、Aは此方も強いのだ。
蛞蝓仕込みの拳を持っている。




そんなやつがカッターキャーされて黙っているはずがない。


Aは兄を見据え一言。









「オフホワイトだよ♪」



やっちゃった♪とかわいこぶる妹に「オーマイゴッド」という効果音がつくほど頭を抱える太宰。







それを見かねてかAは慌てて一言。




「オフホワイトだって
洗えばホワイト！真っ白だからね！・・・・・・ね？・・・」




私は何も悪くない！
と叫ぶ妹に一言言いたい。









漂白剤はどこにある。

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