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［先輩side］
「眠れたみたいだな」
翔「はい、お陰様で…」
出勤してから様子を見にいったら、リクライニング
を起こして座っていた翔くん。
朝の診察の記録も見せてもらったけど
大丈夫そう。
酸素マスクも外れたしね。
「油断すんなよ？発作ぶり返すからな」
翔「…はい。大人しくしてます」
薬で抑えているだけだから…
「面会来るんだろ？」
翔「はい。さっき家出たみたいで」
「早くね？笑」
翔「ですね。駐車場で待機ですね、きっと。笑」
愛されてるね〜、翔くん。
それから1時間ちょっとして面会時間と同時に
病室のドアがガラガラっと開いて。
和くんと潤くんが「翔にぃ、おはよ〜」って
ベッドに飛び乗ってきた。
翔「おはよ。ごめんな、心配掛けて」
和「きゃはっ！もう平気〜」
潤「うん！遊ぼ〜」
2人とも翔くんにベッタリ。
智「先生、ありがとうございました」
雅「入院中、よろしくお願いします」
「はい、任されます。笑」
頼もしいお兄ちゃんと弟と。
可愛い弟たちに守られてる翔くんは、本当に
幸せ者だな…と思う。
体が辛くても無理してしまったり、心配を
掛けたくない気持ちがちょっとだけ分かる。
大事な人たちには笑っていて欲しいもんな…って。
和「眠かったら一緒に寝るね？」
潤「俺も〜」
両側に寝転んで翔くんを見上げる2人。
智くんが「狭くない？笑」って笑ったら…
翔「いいよ、大丈夫」
和潤「ね〜」
翔くんが「な？」って、イケめた顔して和くんと
潤くんを腕枕して兄貴の顔をする。
「点滴あぶねーよ。笑」
翔「はは！すみません…」
絡まりそうになった点滴を直したらニコニコして
「ありがとうございます」って。
幸せそうな翔くんの顔を見れるのは嬉しい。
和「ねぇねぇ、いつ退院できる？」
潤「明日？明後日？」
「薬がなくても落ち着いたらかな。翔くんは
すぐ無理するから、ちょっと厳しめに
いかないと。笑」
潤「じゃあ、ここでゆっくりできるね〜」
和「きゃはっ！いっぱい一緒にいよ〜ね〜」
翔「はは！」
なんて可愛いんだ、こいつら。
智くんと雅紀くんも良い顔して3人を見つめてる。
智「心配した分、いっぱい甘えたらいいよ」
雅「そうだね」
和潤「そうするっ！」
今回の入院中、病室を覗くと、ほとんどの確率で
ベッドに3人並んでた。笑
3ショットが可愛かったから、スマホで撮影。
思いっきり照れ笑いした翔くんに「先輩、
仕事して下さいよ〜。笑」って言われた。
END
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作者名：空
| 作成日時：2017年7月13日 21時
