5人で生きてゆく…part4 (ページ10)

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［雅にぃside］

熱が上がりきって
少しラクになってきた…

目を開けたら、朝になっていて…

横を見たら、なぜか和が寝ていて。

俺の思考はしばらく停止した…笑

安心した様に、ス～ス～寝息を立てる和が
可愛くて頭をそっと撫でた。

ん、何か熱くないか？

自分の体もまだ熱いからよく分からないけど…

起き上がる元気はまだなかったから
しばらく横になっていたら、
翔にぃが来てくれた。

翔「あ、起きた？あれ、和来ちゃった？」

「起きたら居たから、
いつ来たかは分からないけど…」

翔「雅にぃのとこがいい…って言ってさ、
大変だったんだよ？笑
うつるからダメだって言ってんのに、
何回も来ちゃってさ。」

「そういえば、熱いかも。」

翔にぃは和の額に手を当てて、苦笑いする。

翔「だから、くっつくなって言ったのに…
とりあえず、雅紀から熱計ろうね。」

翔にぃは俺の耳に優しく体温計を入れる。

翔「お、38.2℃だ。下がってきてるね。
まだ辛いだろうけど。
問題はこいつだよな…」

翔にぃは和の頭を優しく撫でながら、
体温を計ってやる。

翔「あ、高いや…38.6℃」

「うつしちゃったね。」

翔「昨日から一緒にいるからね、仕方ないよ。
和は雅紀と一緒にいれるから喜ぶよ。笑」

俺がちょっと体を動かしたら、
和が目を覚ました。

和「ん…あれ？おは、よ…」

翔「ばか。おはようじゃねーよ。
体、怠いだろ？」

和「ん、頭痛い…かも。」

翔「今日、金曜日だから学校休もうね。
そしたら土、日で治せるから。な？」

和「うん。ふふ…雅にぃと一緒。」

いつもは熱があっても嫌がるくせに…笑

翔「俺、これから仕事だからさ、
後は智にぃの言うこと聞いてね。
雅紀もまだ熱あんだから、無理すんなよ？」

「うん、ありがと…」

俺の返事を聞いた翔にぃは部屋を出て行った。