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［雅にぃside］
翔「雅紀、
潤のことマッサージしてみ？
感覚掴んで、同じ強さで
和にやれば大丈夫だから。」
自信ない俺に優しく微笑んでくれる翔にぃ。
「ごめんね、潤。
ちょっとマッサージさせてね？」
潤「いいよ、痛くしないでね？」
俺は力加減を確認しながら
マッサージを続ける。
潤「もう少し強くて平気かも。
あ、それ以上は痛い…」
潤もかなり協力してくれて、
すごく助かったし何となく感覚も掴めてきた。
隣で翔にぃにマッサージされてた和は
相変わらず痛い痛いと喚いていたけど、
ある程度、筋肉がほぐれてきたら
気持ち良くなってきたみたいで
うつ伏せのままウトウトしてる…
気が付いた智にぃが顔の下にクッションを
入れてやって、肩をポンポンしていたら
すっかり眠りについた…
「ありがと、潤。ちょっと分かってきた。
頑張ってみるね。」
潤「気持ちよかった。今日はぐっすり
寝れそうだよ。おやすみなさい。」
潤の笑顔を見て、すごくホッとした俺。
ほんと兄ちゃん思いだね、潤…
翔「どう？明日の夜と明後日の朝、
お願いしてもいい？？」
「うん、やってみるよ。」
正直、まだまだ不安だったけど
頑張ってみようと思って俺は
明るく返事を返した。
果たして
和が大人しくやらせてくれるだろうか…
翌日の夜、俺の不安は的中した。
和「やだっ！痛いからやだ。」
家の中を逃げまわる和…
智「はい、捕まえたぁ。笑」
智にぃに捕まって無理矢理ラグに
寝かされた和。
和「やだっ！痛いって…」
智「まだ何もしてないよ？大丈夫。
頑張れるから、落ち着いてごらん？」
俺のことを全力でサポートしてくれる智にぃ。
きっと翔にぃに頼まれたんだよね。
俺が自信なさげだったから…
「じゃあ、ちょっとずつ、ほぐしていくよ？」
和「あ、痛い！雅にぃ、痛いよ！」
痛がってる和を目の前にすると、
どうしても力を弱めてしまう。
智「和、頑張れてるね。えらいね。
雅紀？和のことは俺に任せて？
昨日の潤にやったみたいに、マッサージ
してやって？」
智にぃには俺の心の中は、お見通しだ…
和「痛いー！バカ！もうやだー」
結局、結構な時間、
和は痛がって叫んで怒ってた…
でも、次の日の朝がもっと大変だなんて
誰も予想してなかった…
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作者名：空
| 作成日時：2012年11月25日 13時
