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［和side］
「キーキーキーキー」
モモは毎朝、
雅にぃと一緒に出勤していく。笑
そして雅にぃと一緒に帰宅する。
夜のミルクあげは順番。
雅「かずー、いいよ〜」
「やった！！」
今日は俺の番。
前回の時は落ち着いて飲んでくれるまでに
時間がかかったけど、今日は哺乳瓶を近付けた
途端に吸い付いてきた。
「えらいぞ〜。ふふ…」
あまりに可愛くて、ついつい構いたく
なっちゃう…
その度にモモは「やめろよっ」っていうみたいに
手で払ってくる。笑
ゲプッ…
「ふふ…できた！」
雅「すごいじゃん！バッチリ！」
ミルクの後のゲップも上手くさせてあげられて
嬉しくなっちゃった。
雅「ちょーっと便秘気味なんだよなぁ〜…」
ソファーに座って膝の上にモモを寝かせた
雅にぃはクルクルってお腹をマッサージしてる。
モモは幸せそうに目を閉じてウトウト…
雅「ママにやってもらいたいだろうけど
もう少し、俺で我慢してね〜」
体の力を、だらーんと抜いて雅にぃに全てを
任せてるモモの表情は幸せそのもの。
家に初めてきた時とは全然違う。
知識のない俺らが見てもそう思うんだから
すごい変化だと思うんだ。
やっぱり雅にぃの優しさは動物にも
伝わるんだね…
こんなこと恥ずかしくって言えないけどさ。笑
雅「おっ、でたでた〜。えらいぞ〜」
オムツのテープをベリベリっと剥がして
お尻も綺麗にしてあげてる雅にぃ。
潤「くっさ〜！笑」
風呂から上がってきた潤が堪らずに鼻を
摘まんでる。笑
雅「ウンチだもん、当たり前〜！笑」
雅にぃは綺麗なオムツを当ててあげながら
「えらいんだもんなぁ〜」って頭を撫でる。
ほんとだったら、母猿がお尻を舐めて綺麗に
してくれるんだって。
早くそんな日が来るといいね…
雅「かず、抱く？」
「んふふ…抱く。」
「キーキーキー」
雅「あひゃ！甘えてる」
鳴き出したモモを抱き寄せてリビングを
プラプラしてたら、あっという間に可愛い寝息…
「雅にぃ、寝たよ？」
雅「ありがと。もらうね。」
小さなモモは雅にぃが着けた抱っこ紐で、お腹に
密着。
抱っこしてもらいながら眠るのが安心らしい。
母猿の匂いのするタオルを顔の近くに持って
いって、さらに安心させてあげるのも雅にぃの
アイディア。
モモを抱っこしてたタオルは、明日になったら
動物病院の母猿の元へ。
そうやって、離れててもお互いに感じられる様に
してあげてるんだって。
離れてる時間を早く取り戻せるようにね…
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作者名：空
| 作成日時：2014年6月15日 16時
