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［和side］
潤「やったぁ〜、
かずも〜！！」
翌日、俺も微熱で学校を休むことになったから
大喜びの潤。
翔にぃに「やったぁ〜、じゃないだろ？笑」って
頭を小突かれてる。
俺は学校に行って勉強してきて、潤に
教えたかったのにさ。
いつもの恩返しで。
なのに潤は「それより、居た方がいいもん！」
って。
智「とりあえず、ご飯にしよ〜」
潤「わーい、和のとなり〜」
もうね、みんなに笑われてるのに全然
気が付かないの。
いや、気にしてないのかな。笑
潤「何から食べよっかな〜」
朝は比較的、機嫌が悪い潤だけど今日は全然
そんなことなくて。
お皿に並んだ朝食を見ながらニコニコしてる。
智にぃの朝食はね、いつも栄養バランスが
良いの。
それに朝から、俺のリクエストに応えてくれたり
するしね。
今日はサラダとオムレツとトースト。
潤「とって？」
「ん、どれ？」
潤「サラダ〜」
「んふふ…」
リクエストに応えてオムレツの隣にサラダを
添えてあげれば満足そう。
不自由な手で頑張って完食して、にぃ達にも
褒められて嬉しそう。
翔「薬、智にぃに渡しておくな？無理すんなよ」
潤「ん…、いってらっしゃい」
翔「和もな？」
「はぁい…笑」
微熱って一番つまらないんだよね…
体の怠さがあれば別なんだけど。
元気なのに大人しくしてないといけないから。
でも、そういう意味では俺も潤が居てくれて
よかったかも。笑
智「かずー？和からも潤に言ってよ〜？」
ほら、今日は末っ子の手がかかりそうでしょ？
「なにー？」
智「痛み止めいらないって。笑」
智にぃは背を向けてゲームを続ける潤を
苦笑いして見つめながら「痛いくせに…」って。
「じゅんー？何でいらないの〜？」
潤「痛くねーもん！」
強がっちゃって…笑
潤は「それより、こっち！！」って俺を
手招きで呼んでくる。
智「まぁいいや。気が向いたら飲ませて。
ここに置いておくから。」
「ん、分かった」
ゲームしてる潤の元に駆け寄っていけば
「遅いよ〜」って拗ね始めてて。
「んふ…ごめんね？」
潤「いーよ。その代わり、ここにずっと
座っててね。」
隣を指定されるから、そこに座れば
すぐにコントローラーを渡される。笑
潤「ねぇねぇ、これクリアできないっ」
「んふふ…見てて？」
潤「うん！」
「うわっ！」とか声を上げながら、画面を
見つめて楽しんでるけど…
さっきから頻繁に足に手を持っていってる。笑
痛むなら薬飲めばいいのに…
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作者名：空
| 作成日時：2014年6月15日 16時
