IN THE KITCHEN ページ25
(In キッチン)
『あっ...先生!』
私はキッチンにいるサトル先生を見つけるとすぐさま駆け寄る。
サトル先生は私がやってきたのに気付いて微笑んだ。
サ「あっ、Aちゃん。戻ったんだね...。」
そう言うとサトル先生は私の頭を撫でる。
サ「...オサムさんとは何の話をしていたんだい...?」
『.....秘密です...♪』
サトル先生の問いかけに私はウインクをしながら人差し指を唇の前に持ってくる。
それを見たサトル先生は目を見開く。
サ「...っ、...そっ、そっか...。....のっ、喉が渇いただろう?コーヒーでも淹れるよっ...。」
サトル先生はなぜか慌ててコーヒーを淹れだした。
(どうしたんだろう?...私何かしたかな..?)
地味に顔が赤くなっていたような...?
どうしてだろうと考えていると、早くもコーヒーが出来たらしい。
サトル先生は私にコーヒーを差し出した。
サ「...はい、どうぞ。いつものように砂糖5杯、ミルク5杯いれておいたからね?」
『ありがとうございます、サトル先生。』
私は笑顔でそれを受けとった。
...え?砂糖とミルクの量が多すぎる?...多分、気のせいだと思うよ。多分。
『いただきまーす...。』
そうして私達は自分のコーヒーに口をつけた...。
『にっっっがい...........!!!!!』
サ「あぅっ、甘.......甘過ぎ....。」
私は思わず涙目になり、吹きそうになったが口を押える。
対するサトル先生は顔を真っ青にして嫌な汗をかいていた。
『....サトル先生...。....間違えましたね...?』
サ「...うぅ......、ごめん....。」
『...にしても、よくこんな苦いコーヒーが飲めますね...。』
サ「コーヒーはブラック派だからね...。...君のコーヒーもいつも僕が淹れてあげてるけど、
まさかこんなに甘いとは思っていなかったよ...。」
『私の身体の5割は糖分ですからね...。...口直しにそのコーヒー貰いますね。』
そう言って私はサトル先生の返答を聞く前に甘い方のコーヒーに口をつける。
サ「...!?いっ、いいのかい!??僕一度飲んじゃったんだけど...!!!」
サトル先生はわたわたと慌てだす。
...さっきいきなりコーヒーを作り出した時よりも何倍も赤い顔をして。
『.....別に、サトル先生ならいいです。』
サ「.....ふぇ.....????」
サトル先生は変な声を出す。
その声を聞いて私は思わず吹き出してしまった。
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豆腐にカスガイ(プロフ) - メルシィさん» わかります....。サトル先生は女装似合うと思います....。あんなに細いんですし色白ですから、きっと腕とか足とか出してても似合うと思うんです...!!!...きっとサトル先生の女装が出たら喋るたびにスクショとってしまいそうです...ww (2018年7月30日 22時) (レス) id: ea09aaf2cc (このIDを非表示/違反報告)
メルシィ - 豆腐にカスガイさん» ですよねぇ!!(大声)サトルさんの照れ顔…それはスクショしまくりですね()確かに女装見たいです!サトルさんは細そうだしけっこう似合いそう…w (2018年7月25日 23時) (レス) id: c1ee170272 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐にカスガイ(プロフ) - メルシィさん» 誕生日のストーリー...!確かにあったら嬉しい!サトル先生に誕生日おめでとうって言いたいし、サトル先生がおめでとうって言われて照れてる姿とか見てみたい!そして欲を言えば誕生日以外でもサトル先生の出番がもっと欲しい!例えば第二弾男子会開いて女装とか...!w (2018年7月25日 20時) (レス) id: ea09aaf2cc (このIDを非表示/違反報告)
メルシィ - 豆腐にカスガイさん» そうなんですよね…こんがらがるから買いたくても買えません()あと、サトルさんの誕生日の時にコウくんみたいにアナザーストーリーあったら嬉しいですよね! (2018年7月24日 13時) (レス) id: c1ee170272 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐にカスガイ(プロフ) - 緋鞠さん» サトル先生いいですよね!特に料理失敗しちゃって焦っちゃってるところとかとてもかわいくて…♪ (2018年7月23日 22時) (レス) id: e1470e4df3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐にカスガイ | 作成日時:2018年7月21日 15時