【文スト】うきうきお悩み相談か〜〜〜〜〜〜〜〜〜い其の二

第三十九回目 ゲスト：幸田文 其の二 引きこもりちゃん様リク ページ4

？「女性を待たせるとは無礼な奴やで」

太宰「…あ、若しかして…」

？「アンタは気付いたみたいやなぁ。えー…名前なんやったっけ？」

太宰「太宰治だ。うちの国木田君が御免ね？」

？「えーねんえーねん！そない気にしてへんし」

太宰「…国木田君に甘いねえ」

？「……そんなコト無いで？」

太宰「如何だか。其処で赤面して固まってる国木田君は多分、揶揄ったら直ぐ何時もの調子に治るよ。私は入水しに行ってきまーす♪」


其れだけ云い残すと

そそくさと探偵社を出て行く太宰

さーってと

赤面してる可愛い可愛い国木田を

揶揄ってやろ♪

未だ

うちのこと

幸田文やって気付いてないみたいで

敬語で

退いて…下さいって

俯き乍ら

然も小声で云って来る

何時もの威勢は何処へやら

国木田に抱き着くのを止め

正面から国木田の顔を覗く

顔真っ赤っかでトマトみたいやw

うちが顔を覗いてるのに気付いたんやろ

自分の顔を腕で隠し

目をうちから逸らす

目の前に居る女性がうちって知ったら

どんな反応するんやろw


文「国木田。国木田。うちやで！幸田文や」

国木田「……は？」


顔を上げ

口を開いた侭

ポカーンとする国木田

んふふっw

判りやすいなぁ！国木田は


文「何で大人の姿に？って思ってるやろ」

国木田「当たり前だろう！数時間の間に大人になるなんて…如何いうコトだ！？説明しろ！！」


肩を掴まれ

凄い勢いで揺らされる

あ〜！？

め

目が回る〜！


文「お、おお、落ち着け〜！ちゃんと説明したるからぁ！」



_____
_______




あれから

何とか国木田を落ち着かせ

大人になった理由を話した


国木田「えーっと、占い師っぽい如何にも怪しい老人に話し掛けられて
大人になれるヨォウって手渡された瓶に入った飲み物を飲んだら、あら不思議！大人になった？
意味判らんわ！」←

文「意味判らんくても、現実は受け入れなあかんねん」

国木田「其れは…そうだな、正論だな」

文「で、如何？大人のうち」


其の場に立ち上がり

くるっと一回転する


国木田「…綺麗だが、子供の文も好きだぞ」


亦目を逸らす国木田

子供のうちも？

ホンマに？

国木田はお世辞なんて云わへん…と思う

自然と笑みが零れた

うちが大人になりたい理由

其れは

大人になったら

もう少し

恋愛面で相手されるかなって思ったから

でも

矢っ張り

本当に大人になるまでに

もっと国木田と仲良くなって

大人になって

___したらええかなって

そう思った

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