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翌日
中也君との合同任務を命じられ
中也君と作戦会議をしようと
執務室にやって来たんだけど…
扉を開けると
中也君がすみっこぐら○みたいに
部屋の隅で体育座りしていた
顔を脚と胸の間に埋めていて
表情は判らない
「中也君、如何したの?お腹痛い…とか?」
合同任務の資料を机に置いて
中也君の傍へ行くと
私に抱き着いて来た
あらやだ
今日の中也君いつにも増して積極的ねッ!
中也「俺にもクッキー作ッて…、俺にももッと構ッて呉れよ…」
「え”」
予想外に予想外を重ねられ
おっさんみたいな声が出る
何時もの敬語は外れ
タメ語になり
グリグリと私の胸に頭を擦り付ける
何この可愛い生物
こんなに可愛い子がマフィアで殺しやってるとか聞いてねえぞ
「如何したんだい急に…。テンション低いよ?」
中也「昨日、太宰が先輩の執務室から出て来るの見て…太宰の為に愛情たッぷりクッキー作るッて云ッてるの聞いて…」
「あ、太宰君に嫉妬した?」
中也「…醜い…よな。嫉妬とか」
「いいや。君の嫉妬は醜くないよ寧ろ可愛いよ!」
中也「本当…か?」
「本当本当!」
中也「もう先輩優しい大好きです!」
何時ものテンションと敬語に戻り
ギュウウウッと抱き締められる
あああ呼吸困難で死んじゃう…
苦しい苦しいと
中也君の背中を叩いて
離れてと訴えるも
中也君は離れるどころか更に抱き締める力を強めていく
何だ貴様私を殺す気なのかそうなんだな
中也「ふへへ…。先輩ッて抱き心地いいですね。俺専用の抱き枕になッて呉れませン?」
「君の場合は下心有るのか無いのか判らなくて不安だから厭」
中也「無いですよ下心なンて。ほら、俺の目見て下さい。純粋な目してるじゃないですか」
今の中也君の目は確かに澄んでいるが
「抱き締めてる時に胸に顔埋めてたじゃん」
先刻のピュアな嫉妬をしていた
可愛い中也君は何処へやら
スッと目を逸らす中也君
私の後輩は純粋なのか
不純なのか
本当に判らない…
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雨林(プロフ) - ツナミカワさん» スミマセン…!ルビふっときます。 (2022年6月19日 20時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 結構漢字表記で読めないのあるので(例えば凡て)皆が読めるようにしてくれると助かります (2022年6月19日 17時) (レス) @page7 id: 11d5dd33a2 (このIDを非表示/違反報告)
中原ミレー - 雨林さん» 楽しみに待ってます(〃・ω・〃) (2022年3月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
中原ミレー - 雨林さん» 此方こそ、遅くなってすみません(´;ω;`) (2022年3月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - 中原ミレーさん» 返信遅くなッてすまねえ…!リクエスト、有難く受けさせてもらうなby中原 (2022年3月22日 16時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨林 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs risa1
作成日時:2022年3月4日 5時