検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:45,257 hit

伝えたい事 ページ25

「んッ…!と、どかなッいっ…!」

中也「ッ…」


今回の任務で使う資料のファイルに手が届かなくて

棚と闘うこと十分

私の脚と腕は限界を迎えていた

もう直ぐ春だからと

防寒せず

最近購ったミニスカートを履いて来たのを

今更後悔する

換気中で

窓から吹く風に脚が凍りそうだ

其れに加え

ずっとファイルを取ろうと腕と脚を伸ばしていて

腕が攣りそうだ

中也君も資料室に居るのだが

うん

まあ

其の



アレが

あーだから

中也君に頼ることは出来ない


中也「せ、センパ…矢ッ張何でもないです」

「先刻から如何したの?中也君。なんか様子変だよ?」

中也「ほ、本当に!何でも無いンで!」


ブンブンと手を振り

頰に薔薇を咲かせ

私から目を反らす

明らかに何か有る人の反応だ

中也君って

なんというか

素直というか

馬鹿正直というか…

判りやすいんだよねえ

そんな処が憎めなくて

可愛いとは思うんだけど


「顔が真っ赤だし、君、嘘吐くの下手過ぎ。明らかに様子が変過ぎるよ。何か云いたい事があるなら云って欲しいな」

中也「え、あ、う、でも…」


もごもごと何時もの勢いは何処かへ旅立って行ってしまったらしい

中也君は口籠って中々何も云わない

やっと決心がついたのか

俯いていた顔を上げ

恐る恐る

という風に口を開いた


中也「あ、の……先輩。ファイル取ろうとしてる時に背伸びしてるじゃないですか」

「うん」

中也「そン時に……下着がチラ見えしちまってるンですよ」


中也君はプシューッと

顔から湯気が出そうな程顔を真っ赤にしている

私も中也君と同じく

顔を真っ赤にして

気不味い空間が出来上がった

何で…

こう

此の子は変な処で純粋を発動するのだろうか


太宰「……何君達顔を真っ赤にして突っ立ってるの」

「我が救世主!!!!」

中也「今だけは手前が来て呉れて嬉しいぜ!アイスクリーム奢ッてやるよ!」

太宰「え、は、急に何!?気持ち悪いのだけれど!」

「太宰君が来て呉れたから気不味い空間(牢獄)から出れたよ!」

太宰「牢獄?何云ってるの!ちょっ!抱き着かないで!超人水炊き食わせるよ!?」


其れでも私と中也君が

太宰君に抱き着いていると

太宰君が私達を引き剥がす為にチェーンソーを持って来て

ジェイソ○(太宰君)

命がけの鬼遊をしたのはいい思い出だ

死の果実→←♢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雨林(プロフ) - ツナミカワさん» スミマセン…!ルビふっときます。 (2022年6月19日 20時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 結構漢字表記で読めないのあるので(例えば凡て)皆が読めるようにしてくれると助かります (2022年6月19日 17時) (レス) @page7 id: 11d5dd33a2 (このIDを非表示/違反報告)
中原ミレー - 雨林さん» 楽しみに待ってます(〃・ω・〃) (2022年3月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
中原ミレー - 雨林さん» 此方こそ、遅くなってすみません(´;ω;`) (2022年3月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - 中原ミレーさん» 返信遅くなッてすまねえ…!リクエスト、有難く受けさせてもらうなby中原 (2022年3月22日 16時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨林 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs risa1  
作成日時:2022年3月4日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。