＊番外編 -3-＊ ページ8
｢ねえねぇ、やっぱパーカー脱ぐ。｣
岩陰から波打ち際の方へ向かっていく。
｢え？やめて！｣
驚いた顔はなんだかピエロのように見える。
爆豪くん曰く、アホ面。
爆豪くんのネーミングセンスはなかなかキレがあって面白いので、私のあだ名も付けてとお願いしたが、今のところ断られ続けている。
｢上な…じゃなくて電気はもう少しヤキモチでも嫉妬でも焼いといた方がいいと思う！｣
｢そ、そんな…ひどい。｣
｢いつも意地悪する癖に！｣
少し考えるように上の方を見た電気はパッとなにか閃いた様子。
｢…じゃあ俺もヤキモチ妬かせてみよーっと♪｣
さっき更衣室で見かけた可愛い女の子の方に行こうとするのを必死に止める。
えぇーと言い張る彼はやはりクラスでチャラ男と呼ばれているだけある。
｢…だめ。｣
｢え？｣
｢…だめ、やだ。私のものなんでしょ。早く海行くよ、｣
｢そうだな！海行くか！｣
｢うん！｣
｢そう言えばさ…｣
｢ん？｣
申し訳なさそうな顔をする彼は、相澤先生がギャグ漫画を読んで笑っているところを想像したときくらいに面白い。
｢俺さ、｣
｢泳げねぇ…｣
──は？
｢はあああああああああ！？｣
｢犬かきは？｣
｢無理｣
｢クロール｣
｢無理｣
｢背泳ぎ｣
｢無理｣
｢平泳ぎ｣
｢無理｣
｢…バタフライ！｣
｢無理！｣
｢ですよね…｣
さすが どんくさ男 代表の上鳴電気だけある。
期待を裏切らないこういうあたりも好き。
みんなわかんないって言うけれど、一緒にいてすごく楽しいし。
｢浮き輪借りにいこっか！無料レンタルって書いてあったし！あ！ボートとか乗っちゃう！？｣
｢だな！てかありがとな…かき氷奢るわ、｣
｢え！ありがとう！じゃあレモンで！｣
｢そう来ると思った！｣
[どんくさい彼氏と頼れる彼女]
＊END＊
後日談
上鳴くん財布は更衣室のロッカーに入れてたので結局Aさんがキレながら払ったとか…
────
こんなクオリティーのもので良かったのでしょうか…心配で心配でたまりません。
今回のは完全に私の好きなイメージの上鳴くんでした。どんくさいけれどかっこいい…みたいな感じが可愛くて…！
今回のものに限らず、意見があれば是非！
評価やコメント、いつも励みになっております。
楽しんでただけていれば、それを伝えていただけるととても嬉しいので！
これからもよろしくお願いします！
sugar
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sugar(プロフ) - ??さん» 返信遅くなり、すみません。これからもゆっくり更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年12月26日 23時) (
レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - おかえりなさい。っていう感じなんですけど……このあとの続きがすごくすごく気になって……叫んでしまいました。 (2018年12月8日 21時) (レス) id: a9cef415df (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - きゃーーーーおかえりなすわぁーーーい！！ (2018年12月8日 19時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - 梅姫美さん» こんにちは、更新停止していてすみませんでした。これから更新緩く始めていきますのでよろしくお願いします。 (2018年12月5日 20時) (レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - あれ、もしかしてもう書かない感じ？？ショック。(￣◇￣;) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sugar | 作成日時：2017年8月23日 23時
