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ゼェハァ言っている私の肺は少し休ませてくれと悲鳴をあげている。
呼び鈴を鳴らすとスグに波風が出てきた。
｢4分遅刻っ！この距離でゼェハァ言ってちゃダメでしょ…ヒーローにAはなるんだから！｣
そう言ってバンと私の背中を叩く波風は悪気なんで無いんだろうけれど、全力走をしてきたばかりの私には辛かった。
けれどまあ、波風の言う通りだ。
もうすぐ体育祭もあるんだし、頑張って体力をつけなければ。
部屋につくと、いつもの波風の部屋とはまるで違った。
化粧の道具や可愛い髪飾りなんかが部屋中雑貨屋さんのように置いてあった。
｢えーっと…？｣
｢はい！そこ座って！化粧するから！｣
｢は、はい…｣
あーこれ長くなるやつだ…波風が先生に覚醒する…長くなるな。
｢えーっと、？まず普通は下地をするんだけど…Aは肌綺麗だしいいよね！｣
肌色の粉とクリームのようなものが下地なのかな？
｢波風ぁ…ごめん、分かんないから簡単なの教えてください！！｣
｢…確かに、そうだね、そうしよう！！｣
｢んじゃあ、大事なのいくよ覚えといてね。色つきリップ！チーク！マスカラ！｣
｢あ、全部分かるやつ！！｣
｢え！そうなの！なんだ…何も知らないと思ってた…ごめんごめん。じゃあ、Aはクリームとパウダーとリキッド、どれが好き？｣
チークの種類ってことは、色だよね、うん。
｢えーっと、赤っぽいピンクがすきかな、たぶん！｣
｢…使ったことないのか。クリームはクリーム状のチークで、リップにも使えるやつも多いよ。パウダーは一般的なブラシで塗るやつ。リキッドは…えっと、こういうの。ほら。｣
可愛いビンみたいなパッケージのリキッドチークというのは、色水みたいだった。
｢綺麗…！｣
｢じゃ、これ付けてみる？｣
｢うん！｣
波風は手際よくマニキュアのようなハケについた液体をポンポンと私のほっぺたに付けた。
｢こーやって3点くらいに付けて指でポンポンするの。｣
波風にやってもらったチークの感じを鏡で見ると、いつもより少し頬が赤っぽく染まっている自分がいて、いつもよりなんかとは比べ物にならないくらい可愛い人間になった気がした。
──あの人の前でこんな風に──
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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sugar(プロフ) - ??さん» 返信遅くなり、すみません。これからもゆっくり更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年12月26日 23時) (
レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - おかえりなさい。っていう感じなんですけど……このあとの続きがすごくすごく気になって……叫んでしまいました。 (2018年12月8日 21時) (レス) id: a9cef415df (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - きゃーーーーおかえりなすわぁーーーい！！ (2018年12月8日 19時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - 梅姫美さん» こんにちは、更新停止していてすみませんでした。これから更新緩く始めていきますのでよろしくお願いします。 (2018年12月5日 20時) (レス) id: cc4a36fc78 (このIDを非表示/違反報告)
梅姫美(プロフ) - あれ、もしかしてもう書かない感じ？？ショック。(￣◇￣;) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 93ec774767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sugar | 作成日時：2017年8月23日 23時
