六十一話 ページ14
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地面に降り立つと、地面に倒れている人たち
そのターゲットは一つ残らず赤く光っていた
そう、私が造ったのは”麻酔薬”と”センサーでターゲットを感知し、自動で動くボール”
麻酔薬は即効性
ボールは私特製で、ターゲットを感知してそれを目掛けて自動で動くようになっている
”浮揚”を使いながら”半造”を使えるようになったのは、必死で訓練したから
全ては満点で主席合格するために
母親に捨てられない為に
――
―
一次試験を合格した者が行く部屋に行く
私以外、誰もいない
つまりは、一位抜け
暫くすると、クラスの皆がそこに集合していて喜んでいた
＜えー、１００人の皆さん。これご覧ください＞
そういってテレビに映されたのはさっき戦った所
そしてソレが次々に爆破された
＜次の試験でラストになります！皆さんにはこれからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます＞
続いてモニターに映ったのは、自ら瓦礫の中に入っていく子供・老人・青年……
どうやらこの方達は、要救助者のプロ、”HUC”の方たちらしい
それにしても気になることがある
この災害、神野を模しているようにしか見えない
―――「貴方はオールマイトを終わらせた張本人」
『ッ……』
なんで、今思い出してしまうんだろう
―――「貴方は今までの中で一番悪い子なの」
目の前がぐるぐるする
―――「貴方の事はもう要らないわ」
気持ち悪い
椅子、椅子どこ
座りたい
空いている椅子を見つけ、全てをシャットダウンするように机に突っ伏す
手の震えが止まらない
どうすればいい
早く治さないと、治さないと試験に影響がッ…！
早くッ…早く…！！
爆「オイ」
すぐとなり…正確には頭上から声が聞こえた
爆「気持ち悪ィんか」
いつものキレ顔じゃなく、スッとした真顔でそう言ってきた
『…ううん、大丈夫』
爆豪くんには、”本当の私”を少しだけ曝け出す事ができる
一緒に居てしんどくない相手
爆「そうか。まッ、こんなとこでへこたれてちゃァ、No.1ヒーローどころか雑魚敵もぶっ殺せねェわなァ！！」
そう言っていつものキレ顔に戻った爆豪くん
爆豪くんはこうやっていつも深いところまで追求してくれないからすごい楽だ
『…ぁ』
気づけば手の震えも止まっていて、気持ち悪さもなくなっていた
…本当に彼は、ヒーローみたいだ
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ここ - ありがとうございます。 (2022年11月24日 17時) (
レス) @page41 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 10時) (レス) id: 4b348adc93 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最近見始めたのですが、たくさん投稿してくれるので、とてもうれしいです。1日のご褒美として、寝る前に見ています！ (2022年11月17日 22時) (レス) @page29 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぽんたん | 作成日時：2022年11月6日 15時
