次の日 N ページ40
｢………………朝｣
こんなときでも朝はやってきて、
無情に携帯が鳴る。
お迎えだろ。わかってるから。
｢………おはようございます｣
何もかも知ってるのか
はたまた知らなさすぎるのか
俺の顔色を伺うマネージャーの車のなか。
｢…………着いたら起こして｣
寝る訳じゃない。寝られない。
昨日の夜からおかしくなった俺の体内時計
今何も話しかけてほしくない。
それだけで俺は目を閉じた。
─────
ガチャ
楽屋のドアを開けてまっすぐソファに向かう。
今日は1人の仕事だから楽屋が広い。
だけど俺はいつも変わらずソファにいる。
何も変わらない。
……………、？
ソファに座ると、
目の前の机に台本と、
見慣れない二つ折りの白い紙。
表紙には
｢………………………まさきどっとこむ｣
……………下手くそな字。
走り書きかよ。
何故か一瞬躊躇して、
一息ついて、
その紙を開いた。
｢……………………は？｣
そこには
────『仕事が終わったら迎えにいきます』
｢…………連絡すりゃいーじゃん｣
何も答えない紙に呟いた。
……………身構えて損した。
なんか…………
｢…………はぁ｣
なんかわかんないけどもっと怖いことかと思った。
でも何故かその相葉さんの字はやけに眩しくて
楽しそう、に感じた。
｢………………こんなときに｣
何考えてんだろ俺。
そんなわけないじゃんね。
そんなわけ。
でもその紙をぐしゃぐしゃに丸めることも
まして捨てることも出来なくて
俺はジャケットのポッケに入れた。
綺麗に折り畳んだ。
｢ありがと、相葉さん｣
…………そう、呟いて。
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hiro(プロフ) - なぁちゃんさん» きー！ありがとうございます(T△T)完結するのか謎ですが頑張ります(T△T) (2019年6月19日 15時) (
レス) id: fea287eb7e (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃん(プロフ) - 凄い面白いです！更新頑張ってください！応援してます(*´ω｀*) (2019年6月19日 14時) (レス) id: fd20a41213 (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 未来さん» きえー！！ありがとうございます(T△T)頑張れます…！ありがたや……… (2019年6月17日 21時) (レス) id: fea287eb7e (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 続編おめでとうございます!応援しています｡更新頑張ってください(*^_^*) (2019年6月17日 17時) (レス) id: ae35368d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiro
| 作成日時：2019年6月17日 13時
