同居人はＪ。 (ページ39)

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倉庫室ページ39

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「いいよ、すっごくイイ‼」

どこが、いいんだ‼

こんな大事な場面で久しぶりのキス…

して欲しくなかった。

でも、してくれたことで…

Ｊのことがもっと欲しくなったのは…いけないことなのかな？

「ゔ、ゔぅ～(泣」

「A、何泣いて…ちょっ、ちょっと一旦休憩ー‼10分後にお願いしまーす」

Ｊは私の手を握って、スタジオを後にした。

倉庫室に連れてこられ、奥に隠れるように壁どんされた。

「さっきの演技、あれはアドリブ。
だけど、皆気付いてないよ…

気付いたとしても、いい感じだからNGにしない…人の気持ち逆手にしてみた」

「な、何でそんなことしたのぉ？」

Ｊは鼻で笑う。

そして…

「最近、恋愛っぽいことしてなかったし…
ごめんな、いきなりキスして…

もっかい…していい？」

ヒドい顔の私は頷いた。

Ｊの指で涙を拭られ、キス…された。

焦れったいキスを…何度も…

これだけじゃ物足りない私って、ヤバかったりするのかな？

「…この続きは今夜な？
俺、トイレ行くから先に戻ってな？」

この続きは今夜って…

まさか、まさか…

あれやこれややられんのー⁉

私はスタジオに戻ると、皆に謝った。

「さっきは驚かせてしまい、すみませんでした。私と…松本さんは…つk」

「あ、何でもないっす。
こら、交際宣言勝手にされたら迷惑被るだろ？

はい、始めるんで…あの後の撮影からお願いしまーす」

交際宣言…しちゃいけないんだ。

そりゃダメか。

だって、Ｊ…

ジャニーズだもん。