同居人はＪ。 (ページ26)

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フジテレビに入った理由ページ26

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私がフジテレビに入った理由は…

1つ目は、嵐に会うため。

「こら‼」

「てへ♪」

2つ目は、嵐のレギュラー番組に携わること。

「こら‼」

「てへ♪」

3つ目は、前回嵐が全員で出演した特別ドラマの似たようなドラマを作り、携わること。

「え、マジで？」

「てへぺろ♪」

4つ目は、後継者を捜すこと。

「後継者？」

「あのね、うちの家…男がいないの。
3姉妹でさ、私は真ん中なの。姉は何年か前に結婚したんだけど…旦那さんが交通事故で亡くなって…

妹はまだ大学生で、結婚する相手がいるかどうかも分からない。だから…ね？」

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Ｊは首を傾げた。

5つ目は、嵐の誰かを後継者にすること。

「マジで言ってんの？」

「実はね？嵐を後継者にするって、決めたの私じゃなくて…お父さんなの」

「マジかよ…」

「だからといって、嵐の活動は辞めさせないよ？大事な会議だったり、社長がしなきゃいけないことはちゃんとしてもらう。

配慮は出来る限りするって…」

って、こんなこと…

まるで、私がＪと結婚するみたいじゃん。

「Ｊ…変な話して、ごめんね？」

「…ゃ、別に…ぃいけど…グズっ」

Ｊが泣いてる‼

「ど、どーしたの？」

「何でもない…ほん、とに…何でもない…」

何でもないって…

そんなに泣かれたら、私が悪者みたい…

私はＪの後ろから抱きしめた。

「気の済むまで…泣いて？
そばにいるから…ずっと、Ｊのそばに…」

やバッ、告白みたいになっちゃった。

聞いてなきゃいいけど…