検索窓
今日:27 hit、昨日:419 hit、合計:27,705 hit

93 ページ43

少し遅めのお昼を食べたあと、校内を回っていると聞き慣れた声が聞こえてくる。

木兎『黒尾〜!』

(幻聴だ、そうであって欲しい)

そう思いながら振り返るが後ろで手を振っていた木兎さんとその横に赤葦。

黒尾『おぉ!木兎!』

赤葦『久しぶり』

『うん』

結局5人で回ることになり、赤葦は研磨と喋ってるので、俺はクロと木兎さんと並んで歩く羽目になる。

木兎『平尾は何やんの?』

『劇を、もう終わりましたけど』

木兎『え!俺も見たかった〜』

黒尾『面白かったぞ』

クロが木兎さんにニヤニヤしながら言った。

木兎『俺も見たい〜!』

そう言いながら俺の肩を掴んで揺らす。今度はクロが俺の肩を掴んで、抱き寄せて、

『うちのAをいじめないで下さーい』

と言った。そこからは俺と木兎さんの間にクロが入って、校内を回った。

木兎『アレやりたい!』

木兎さんは何か見る度食べたい!やりたい!と言うので1フロア見るのにものすごい時間がかかった。

孤爪『疲れた』

『俺も』

全クラスを回ってかなり疲れたので、俺と研磨は図書室で休んでいた。

孤爪『本当に良かったの?』

『何が?』

孤爪『クロと2人になりたかったんじゃない?』

『うーん、なりたくないって言ったら嘘になるけど、俺はやっぱり3人が良かったから』

孤爪『そっか』

研磨はそう言いながらスマホをいじり出した。

『でもまさか、あの二人が来るなんてね』

孤爪『そうだね』

そう言って小さく笑いあった。少しするとクロたちがやってきて、

木兎『もう充分休んだだろ〜』

赤葦『もうすぐ屋台閉まっちゃうみたいだから最後に行かない?』

木兎さんに腕を引っ張られ立たされた。仕方が無いので、本を返して外の屋台へ向かう。

木兎『ほら食え、大きくなんねぇぞ!』

そう言ってチョコバナナを俺の口に押し付けてきた。

『いいですよ、さっき食べた、、』

口に突っ込まれたので1口貰った。ものすごい視線を感じ横を見ると、クロが威圧的な顔で俺を見ていた。そして持っていたチョコバナナを俺の口元に持ってくる。

黒尾『はい、あーん』

『いや、、、』

黒尾『はい』

威圧的に言われ、ひとくち食べる。そんな様子を研磨が呆れた顔で見ていた。


木兎『じゃあまた合宿でな!』

木兎さん達が帰り、片付けをして文化祭は終わった。


黒尾『まさか木兎たちが来るなんてな』

『うん、、、でも』

黒尾『ん?』

『すごい楽しかった』

黒尾『そうだな』

孤爪『うん』

94→←92



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
261人がお気に入り
設定タグ:黒尾鉄朗 , ハイキュー , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。