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お嬢は昔からどこか大人びた人だった、俺がとても人の扱いをされているとは言えないような状況にいたときに現れた時からずっと。
お嬢はたまたま訓練場の視察に来ていて、そこはシュヴァリエ家が直々に鍛えているいわば精鋭部隊を育成する場所。幼き頃から訓練をさせた方が強くなるからと言った理由でそこには子供も何人か参加させられていた。
そこでの訓練は到底子供が全て行えるような訓練なんかではなかったけど、俺には此処から追い出されたら生きる手段なんてなかったから必死に食らいついた。
それが周りの人たちからしたら不気味で仕方なかったらしい。俺はどんなに訓練がきつくてもやりきった、そうすると実力もついてきた。でも同期の奴らはサボり癖があったから当然俺とは差ができた。
...それで焦ったソイツらは俺を集団で狙ってくるようになった。それで負けた俺を好き勝手言葉の暴力で殴った。それでも俺は変に問題を起こして追い出されるのが怖くて自分一人で抱え込んでいればそれで済むと思っていた。
それをいいことに集団の行動はどんどん加速していったけれど、俺一人だけで被害が収まるならそれでいいと思った。そんな俺にもただ一人だけ友達がいた。その行為を知ったソイツはアイツらに抗議をしてくれた。でもそれでソイツまでターゲットになりそうになって必死に抵抗して声を上げたけどあいつらがそれを無視して手を出そうとした瞬間だった。
『...貴方たちは何をやっているのですか？自分よりも力を持たないものに対してそんなことをして...。いやただの僻みでしょうかね？』
「な、なんだよお前！？こっちは大人数だぞ、やんのか？」
『ふふ、そっちがその気なら私の護衛が相手しましょう。お前ら如き私が出るまでもない、行け』
「...最後までやってもいいの？」
『ダメ』
彼女がそう言ったのを聞いた俺らとたいして歳が変わらない彼は頷いてアイツらの所へ向かい戦い始めた。人数差、力量で負けるかと思いきやソイツは一人で大人数を吹き飛ばしていた。
「...凄い」
『圧倒的でしょ、私の優秀な護衛は。ところで君たち大丈夫、あいつらが好き勝手やっていたみたいだけど』
ふと声がした方を向けば音もなく近くにはお嬢、俺らの主となるA様が立っていた。満面の笑みで自分の部下である彼を褒めていた。
お嬢の第一印象は不思議な人、それで圧倒的強者ってところやな。
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＠優斗（まさと）(プロフ) - 火羅さん» 👍👍👍 (2022年8月1日 13時) (
レス) id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
火羅(プロフ) - ＠優斗（まさと）さん» コメントありがとうございます。そんな風言って頂けて嬉しいです！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2022年8月1日 13時) (レス) id: 24e15c43ab (このIDを非表示/違反報告)
＠優斗（まさと）(プロフ) - コメ失礼します。ゲーム系転生によくある感じではなく、少し変わった視点から物語を書かれていてとても気分が上がりました！更新応援しています、マイペースに頑張ってください♪ (2022年7月30日 19時) (レス) @page26 id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
火羅(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！私好みの性格にしたので趣味が合いますね!!これからもよろしくお願いします! (2021年2月24日 19時) (レス) id: 24e15c43ab (このIDを非表示/違反報告)
月 - 夢主ちゃんの素が好きすぎる…更新楽しみにしてます！ (2021年2月23日 21時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：火羅 | 作成日時：2020年9月27日 22時
