やっぱり蜘蛛が好きなんだよねー (ページ3)

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目が覚めると、見知らぬ部屋にいた。

しかし、椅子に座って本を読んでいたのは、蜘蛛のメンバーの１人である。

ﾊﾟｸ「あ、目が覚めた？」

『すみません。ご迷惑お掛けしたみたいで』

ﾊﾟｸ「大丈夫よ。それと、あなたに謝らないといけないことがあるのだけど」

『ぼくに謝る？』

ﾊﾟｸ「あのね、あなたが苦しんだのを見て私が支えようと思って触れたの。そしたら、あなたの記憶が流れ込んできて。

たぶん、私の能力が記憶を引き出すものだから入り込みやすかったのだと思うのだけど」

『あ…そうなんですね』

ﾊﾟｸ「もちろん、誰にも言わないわ」

『お気遣いありがとうございます』

ﾊﾟｸ「団長が蜘蛛に入らないかと言ったけど。

私は蜘蛛が結成したときからいるけど、ここに裏切るような人はいない。これだけは知っといてほしいの。」

『わかりました。』

ﾊﾟｸ「あと、敬語はいらないわ」

『え？』

ﾊﾟｸ「仲間になるならないは置いといて、あなたと親しくなりたい」

『…ほんと？』

ﾊﾟｸ「えぇ、ほんとよ。

私はパクノダ、パクでいいわ」ﾆｺｯ

パクの優しさに、母親に似た感情を感じた

そして、Aはパクに抱きついた。

しばらくして、２人はホールへと行く。

その行く間に丸１日寝ていたことを知るAであった。

Aたちが行くと、クロロが全団員を集める。

ｸﾛﾛ「決まったか？」

『ボクからも聞きたいことがあるんですけど』

ｸﾛﾛ「なんだ」

『入るメリットが少ない。ボクは昨日の能力が使えるだけで、身体能力は低いので』

ｸﾛﾛ「鍛えれば良いことだ」

『もう１つ。人殺しはしたくない』

ｸﾛﾛ「殺さずに任務を遂行できれば問題ない」

『わかりました。

じゃあ、入団は断ります。』

ﾌｪｲ「お前、意味わかて言うね？」

ｼｬﾙ「A、嫌なことはしなくていいって言ったんだよ？」

『…』

クロロの方に向き直る。そして

『念ってやつ教えて下さい。今のままじゃ足手まといだから』

ﾉﾌﾞ「最初からそう言やーいいじゃねぇか」

ｸﾛﾛ「言われなくても鍛えるつもりだ、すぐ死なれたら困るしな。お前は今日から仲間だから」

パクの方を見ると、優しく微笑んでくれた。