好きよ好きよも嫌のうち【名探偵コナン】

２１【コナンside】 ページ23

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その場から歩いて行くAさんを目で追うと、俺は安室さんと昴さんに耳打ちした。









「‥‥見た？あの胸の内ポケットあたり‥‥」

「‥‥妙な膨らみがあったね」

「何か隠しているのでしょうか‥‥？」

「‥‥小型のスタンガン、とか？」









Aさんもあそこを気にしてたし‥‥その可能性は高いかもしれねぇ。

俺たちが、Aさんの後を尾行していると。









「お、この前のボウズじゃねぇか」

「じ、陣内さん！」

「そこの兄ちゃんたちが連れか？」

「うん、そうだよ。

‥‥それより僕、早く藤峰先生に会いたいなぁ！」









すると、陣内さんは困ったように笑った。









「あー‥‥奴ならこの奥で待機してんだがな‥‥。

こっから先は関係者以外立ち入り禁止なんだよ」

「え？でも、さっきAお姉さんが‥‥」

「‥‥誰か、ここ通ったか？」









訝しげに首をかしげる陣内さん。

‥‥やべぇ。ということは、あの人はすでに内部に‥‥！！









「安室さん！昴さん！！」

「‥‥あぁ、まずいね」

「どうしたものでしょうか‥‥」









とりあえず俺たちは、急いで策を練るために、そこを離れることにした。

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