泣き虫ヒロイン【青葉城西】

泣き虫 ０４ ページ4

片倉side




Aちゃんが完全に見えなくなってから、私は松川さんに向き直る。




「で、どれです？そのテーピングがずれた手とやらは？」

「お前本当にAがいねぇと性格変わるな」

「先輩がたに媚び売る暇あったらAちゃんといちゃこきまーす」




私が男子バレー部にいる理由。

それはなんて言ったって、Aちゃんがいるから！


Aちゃんは気づいてないけど、すごく可愛いせいで変人変態(男子バレー部)に狙われてるの！


だから私もバレー部に入って、Aちゃんの純潔を守って、


一番の親友になるの♡




「てかお前、本当に泣き虫なのかよ？」

「その方がAちゃんが構ってくれる確率上がるんですぅ⤴」

「言い方腹立つわ」

「百合ちゃんだけずるいよ！！

俺が最初にAちゃん誘ったのについて来て！

なのに今や俺らよりも仲いいし！！」




私は及川さんの訴えを鼻で笑う。




「性別の壁ってやつですかねぇ？？

悔しかったら性転換でもしてきたらどうですぅ？？

そしたら同じ土俵で勝負してあげてもいいですよ♡」




ここにはライバルが多すぎるもの。

万が一‥‥いや、億が一でも！！

天使のAちゃんが汚されでもしたら！！

‥‥‥‥私が死んじゃう(震え声)




「ぜーったいに！！先輩がたにAちゃんは渡さｎ『百合ちゃんお待たせー』あ。ありがとう！Aちゃん♡」

「切り替えの早さ(ボソッ」

「見えたな、女の二重人格の恐ろしさ(ボソッ」

「だまらっしゃい(ボソッ」




本気の本気だから、ね？

泣き虫 ４.５→←泣き虫 ０３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す