悲劇 ５７ ページ21
Aside
次の日の夜、烏野、青葉城西のマネージャーは晩ご飯を作るために食堂に集まっていた。
しかし、
「‥‥‥‥来ない、ですね」
『す、すいません‥‥‥！』
「Aちゃんが謝ることはないよ。ちゃんと伝えたのに来ない永田さんが悪いんだし」
永田先輩が来ない。
何してるんだろう。自分から評価下げてるなんて‥‥
本当に馬鹿ですね？
『わ、私、探して来ます！』
私は、不安そうな顔をしながら、永田先輩を探すべく、食堂を出た。
.
.
「‥‥‥でですねぇ？」
「へぇ、そうなのか」
見つけた。
烏野の人たちと喋っている。
私は、ため息をつくと、恐る恐る話しかけた。
『あ、の‥‥‥永田、先輩‥‥‥‥‥』
「ん〜？あ、どうしたのぉ？藤井さん？」
『今夜は、私たちが晩ご飯の準備ですよ‥‥‥？』
それを聞くと、しまった、という顔をしたが、ふと気づいたような顔をして、
「え‥‥‥‥？私、聞いてないよ‥‥‥？」
『そ、そんなはずないです。清水先輩が、伝えたはずですけど‥‥‥！？』
「言われてないもん！！どうして藤井さんは私に嘘つくのぉ！？」
＿＿＿＿あぁ、醜い。
白々しい嘘泣きに、反吐が出ますね？
「清水先輩もよぉ！私に嫌がらせなんてしてきてぇ！！マネージャー失格じゃなぁい！！」
あ、言っちゃった。
せーんぱい。本当に馬鹿ですね。
どうしてそこで禁句を口にできるのでしょうか？
「‥‥‥‥おい、永田」
「あ、澤村せんぱぁい！先輩からも清水先輩と藤井さんに何か言ってくださいよぉ！」
「お前、ふざけてるのか？」
「‥‥‥‥‥‥‥‥ぇ？」
澤村先輩が、静かな怒りを宿した目で、永田先輩を睨んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 765人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おしるこぉ - ばんたんさん» スガさん……そんなスガさんも好きよ((← (2019年1月21日 17時) (
レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
ホノ☆(プロフ) - ばんたんさん» あ、了解です！！ご指摘ありがとうございます！！ (2017年1月29日 18時) (レス) id: 935d343506 (このIDを非表示/違反報告)
ばんたん - 永田さんの名前の同じ名前の人もいますよね。えーと、アレなんていうけ。名前変えられるようにした方がいいですよ。名前一緒だと嫌な人もいます、 (2017年1月29日 18時) (レス) id: 051a95c844 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるぱい猫系女子(プロフ) - スガさんの夢主味方展開は永田に話し掛けて味方になった時点で察していました。だって悪女主の小説ってそういうものですしおすし← (2017年1月15日 15時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
ともね(プロフ) - やっぱスガさんは味方だよなぁ!!!!永田ざまぁwww← 面白いです！頑張ってください!!!! (2017年1月15日 15時) (レス) id: e1be4093bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
