▼第二話△ ページ2
「…俺、彼女できた」
「「「は?」」」
高校1年生の冬が目前になってきた頃のこと。
いつも一緒にいるメンバーの1人であるフジが
唐突に声をあげた。
思わずキヨとこーすけとで声がかぶる。
え、だって彼女って。
フジお前この前まで傷心してたよね←
「ほら、7組の涼宮さん」
「あー、告られたの??」
こーすけの言葉にフジはううん。俺から。と笑った。
「「「は?」」」
え、なに。フジって涼宮さんのこと好きだったの??
え??何それ聞いてないいつから??
質問攻めにされてるフジは本当に幸せそうで、あの傷が癒えるのであれば僕は構わなかった。
「うっわぁ…涼宮さん頭も顔も学年1だよ??」
「え、そうなの??」
「うわっヒラ知らねぇの!?」
「逆にキヨなんで知ってんの」
「…なんでだろう」
キヨの言葉にみんなで笑う。7組か。
俺ら、3組だから校舎違うし…
「まぁ、キヨこれでも頭いいからね…」
「な、外見とか言動はバカなのにな」
「おいバイト組聞こえてんぞ」
キヨのツッコミにフジと顔を見合わせて笑う。
そういうキヨもリア充と呼ばれる類ではあるのだけれど。
「キヨーっ帰ろーっ!!」
「あ、おうっ!!じゃあな」
涼宮さんと同じ7組の鈴野柚稀(すずの ゆき)さん。
…ゆーて、僕らの幼なじみなんだけどさ。
「じゃあね、らーひー、ふじ、こーすけ」
ユキにばいばい。と手を振って俺らも帰るかーと言うこーすけのことばに頷いた。
「フジは涼宮さんと帰ったりしないの??」
「うん、ヒラ?俺がそーゆーの出来ると思う??」
「無理だね」
「フジはなよなよしてるからな」
「こーすけまで…っ」
2人でフジを弄りながら帰る。
前には仲むつまじく歩くキヨとユキの姿。
少し羨ましくもあるけど、今のところ恋愛に興味はない。
好きな人も、いない。
ただ、この4人とたまにユキとで居られればそれで良かった。
はずなんだけどな。
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行間を開けました!!
見やすくなった、かな???
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魎芭@真紅の稲妻(プロフ) - ヒラかわかっこいい! 更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2015年8月7日 7時) (レス) id: 95f31c8c92 (このIDを非表示/違反報告)
メアリー - ヒラかわゆす…(//-//) (2015年8月2日 19時) (レス) id: 247ae801c7 (このIDを非表示/違反報告)
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