【文スト】何故か六つ羽の天使(♀)に生まれ変わったんだが。

十四話 ページ16

A視点



はい、こんにちは。今、敦の部屋の中に不法侵入してます。

なんか、契約みたいなのをしなければいけないらしい。



つまり、中二病感あふれる儀式をしなければいけないらしいんですよ。ハイ。



A『……下界に住まい、神々の恩智によって生活する人間、中島 敦よ。

我は、熾天使ウリエル。本名をAと言い、神々の為、日々を過ごす者。

神々に託された使命により、今から護の儀を開始する。


我、此処に誓う。神が託された使命の通り、

汝の敵を排除し、天命が来るまでその実を守り通す』



ポケットからカッターを出し、俺の手首を傷つける。

すると、簡単に血は出て、来た。天使の身体なのに。頑丈なのではなく、再生能力が高い様だ。



出てきた血をポケットから出した小瓶に入れる。

そして、敦の血も同じ方法で小瓶に入れ、

ポケットから出した応急セットで止血をする。



このポケット、何でも出てくるな……



A『汝との契約との印、互いに血肉を摂取し合う。

これで関係は強固な物となり、何方かが死ぬまで解けない、絶対の証』


敦の血を俺が飲む。不味い……

そして、俺の血を敦の口に少しずつ入れる。……よし、入れ終わった。



A『これで関係は頑固な物となった。

……我ら守護天使が、汝の行く道を照らし、救いの手を伸ばす。

だが、それに従うも従わないもお前次第だ。

我らはただ、生きやすい道を照らすだけ。只々、道を照らす事』



因みに、此処まで超小声で在る。やばい、凄い恥ずかしい。

敦が起きていないのが救いである。



其の後は、逃げる様に退散しましたが何か？(すっとぼけ)

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