Story 06 ページ8
「美味しい〜!」
「ほんとにね!あ、幻太郎さんも一口いります?」
「いや、小生は甘い物が苦手だから遠慮しておくよ」
「えっ!幻太郎苦手だったの〜?」
「ええ、昔から苦い物の方が好きなので。……ま、嘘ですけどね」
「常に嘘ついてるんだねぇ。情報通りだ…!」
情報通りの嘘つきだと知り、目を輝かせるA。そして甘い物が苦手というのが嘘と分かるとAはパフェを一口すくい、それを幻太郎に差し出す。所謂あーん、というものだ。幻太郎は少し躊躇するが手を戻さないAに折れてそのまま一口食べる。
「……ふむ、美味しいですが小生には甘すぎますねぇ」
「幻太郎のその感想は嘘?ホント?」
「さあ、どうでしょうね」
「こんな小さな嘘もつくんだね!面白いなぁ……!」
「そうですよ?あまり小生の言うことを間に受けない方がいいですよ?」
幻太郎はAに自分と関わらせたくないのか、そのような事を言う。だがAも馬鹿ではない。彼が小さな嘘もつく嘘吐きだと知っているからだ。だからだろう、先程の言葉は嘘だと感じたのだ
「そうだねぇ。ま、短時間のうちにこんなに嘘つかれたら慣れちゃうよねぇ。だから今度はもっと可笑しな嘘を聞かせてほしいなぁ?」
「…ふふふ。君は本当に変わった人だね。流石は乱数の友人、かな?」
「えー!?酷いよ幻太郎!ぷんぷんっ!」
「ま、でも君と乱数は似てるようで似てない、そんな性格だから仲が良いんでしょうね」
「ふっふーん!僕と乱数はとっても仲良しだからね!」
「ねー、Aっ!」
Aと乱数はねーっ、と顔を合わせる。いい年をした大人なのに見ていてきついと思わないのは2人の容姿が整っているからだろう。
*****
ちょっと長すぎたのでここで切ります。次は短めです…
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野猫 - 「Dirty Dawg」ではなく「The Dirty Dawg」ですよ。 (2018年9月2日 18時) (レス) id: a9f7b101df (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 埋夜冬さん» 誕生日でしたね……!基本アニメキャラは年を取らないのであれですが実際30歳になったと考えると30でこの姿か……やばい……ってなります笑私の周りもあまりいないので嬉しいです笑更新頑張りますね……! (2018年5月31日 15時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 銃兎さん誕生日ですね!おめでとう銃兎さん!29歳だって!ヤバいよイケメンなの変わらないよ好き。私の心はそう言ってます(笑)周りで分かち合える人いないのでつい言っちゃいました。更新楽しみにしてます。 (2018年5月30日 22時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 埋夜冬さん» 初めまして!コメントありがとうございます!嫌なことがあっても銃兎さんにおねんねしてな!って言われたら即スヤァできるのほんとうれしい(?)です…wヨコハマ頑張って書きますね………! (2018年5月28日 23時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 兎危@ゆっ家族さん» 言うの忘れていました……コメントありがとうございます!気長にお待ちいただけると嬉しいです……! (2018年5月28日 23時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日暮 | 作成日時:2018年4月29日 19時