Story 05 ページ7
時刻は午前11時頃。そろそろ幻太郎と合流する時間だ。Aと乱数は家を出たときよりも増えた荷物を持ちながら待ち合わせ場所である駅前のカフェへ向かった
「そういや駅前のカフェでよく通じたねぇ」
「幻太郎そこのカフェ行くのよく知ってるから多分そこだと思うんだ〜!」
「へ〜!パフェとかあるかな!お腹空いたから食べたいんだけど…」
「それなら美味しいのがあったから一緒にたべよ?」
「やったぁ!楽しみ!」
女子がする内容のような話をしていたらあっという間に2人は待ち合わせ場所のカフェに到着した。2人が店に入ると、店の隅に周りとは違った服装の男性がいた。おそらくあれが夢野幻太郎だろうとAが思っていると、突然乱数に手を引かれ、その男性が座っている席まで連れられた。
「やっほー!幻太郎、ひっさしぶりー!」
「ええ、久しぶりですね、乱数。突然用もないのに人を呼び出さないでくださいと前も言いましたよね?小生も忙しいんだが?」
「なるほど、やっぱり君が夢野幻太郎先生なんだぁ…あ、初めまして!死ヶ崎Aですっ!乱数に無理言って呼んでもらいました!」
「…なるほど、貴方と会わせるために時間を作ったということですね。」
「ま、そういうことだねぇ。あ、すいませーん!」
乱数とAが幻太郎のいる4人がけの席にそれぞれ座り、軽く挨拶をしたあと、Aは少し遠いところにいる店員を呼び、先程話していたパフェとオレンジジュースを自分の分と乱数の分の2つを注文した。
「これで乱数のチームのメンバーはコンプリートだね。それにしても個性的だねぇ…」
「だって地味な色じゃ街なんか彩らないでしょ?」
「で、死ヶ崎さんと言いましたか。貴方は乱数のデザイナー仲間か何かなんですか?」
「Aでいいよ幻太郎さん。乱数とはまあ昔馴染みみたいなものかなぁ…僕は情報屋だからね」
そう言うと昨日帝統に渡したものと同じ名刺をカバンから1枚取り出し渡す。幻太郎はそれを受け取ると受け取った名刺をじっと見つめる。そして納得したような表情を浮かべ名刺を自分の名刺入れに仕舞う。
「確かに情報屋なら小生の事を知っていてもおかしくはないね」
「ふふ、まあ何かあったら承りますよっ!ま、ちゃんとお金は取るけどねぇ」
「ふーん。ま、いいや。早くパフェ来ないかなぁ」
乱数が自分は関係ない話に飽き、早く注文した物が届かないかと口にした直後、店員が注文したパフェとオレンジジュースを運んできた。
*****
続きます
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野猫 - 「Dirty Dawg」ではなく「The Dirty Dawg」ですよ。 (2018年9月2日 18時) (レス) id: a9f7b101df (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 埋夜冬さん» 誕生日でしたね……!基本アニメキャラは年を取らないのであれですが実際30歳になったと考えると30でこの姿か……やばい……ってなります笑私の周りもあまりいないので嬉しいです笑更新頑張りますね……! (2018年5月31日 15時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 銃兎さん誕生日ですね!おめでとう銃兎さん!29歳だって!ヤバいよイケメンなの変わらないよ好き。私の心はそう言ってます(笑)周りで分かち合える人いないのでつい言っちゃいました。更新楽しみにしてます。 (2018年5月30日 22時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 埋夜冬さん» 初めまして!コメントありがとうございます!嫌なことがあっても銃兎さんにおねんねしてな!って言われたら即スヤァできるのほんとうれしい(?)です…wヨコハマ頑張って書きますね………! (2018年5月28日 23時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 兎危@ゆっ家族さん» 言うの忘れていました……コメントありがとうございます!気長にお待ちいただけると嬉しいです……! (2018年5月28日 23時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日暮 | 作成日時:2018年4月29日 19時