Story 09 ページ11
銃兎の車に乗り、先程の場所から数十分後、左馬刻の活動している事務所に到着する。銃兎は慣れている手つきで事務所に備えついている駐車場に車を停め、車から降りる。それに続いてAも車を降り、銃兎に着いていく
「おー、久しぶりに来たけど変わってないなぁ」
「おや、来たことはあったんですね」
「まあねぇ。何年も前だけど。さ、入ろ入ろ〜」
「…こっちですよ」
「……あれ?間違えた?」
Aが進んだ方向はどうやら逆だったらしく、銃兎は反対側に行こうとしたAの手を引き、事務所の入り口方面へ引っ張っていく。
「お疲れ様っす銃兎サン!…と、そのお連れさんは…?」
「ええ、お疲れ様です。彼は左馬刻の客です。」
「うんうん。一応左馬刻のお友達って感じかなぁ?ちなみに、貴方とは一度会ったこと有りますよ?まあ覚えてないと思うけどねぇ」
「うぇぇ!?す、すんません!」
「はは、いいよいいよぉ。じゃ、失礼するよっ」
「ええ、早く行きますよ」
「あ、でも今左馬刻のアニキは機嫌が悪くて……」
「えー!機嫌悪いのー?なら早く会わなきゃ…!」
「ちょ、待ちなさい!……はぁ、ったく……それでは失礼」
「う、うっす!お気をつけて……」
左馬刻の機嫌が悪いと知ったAは興奮した様子で事務所の奥の部屋に入る。それを見た銃兎は機嫌の悪い左馬刻相手にこのような反応をしている事に少し引きながらAの後を追い、奥の部屋まで向かう。
「さっまときー!ひさしぶりー!!機嫌悪いんだってね!!なんで僕呼んでくれないのさぁ!」
「あ゛?なんでテメェがいんだよA」
「左馬刻に、っていうか皆に会いにまわってるんだよ!そんなことより、ほら!左馬刻の今の気持ちをマイク使って僕にぶつけてよ…!!」
「……テメェのせいでそんな気持ち薄れたわクソが」
「ええ〜……なんでさぁ……」
「なるほど、貴方は無意識…というより貴方のその性格が左馬刻のイライラを消すようですね。これは良い事を知りました」
左馬刻がA相手にマイクを使うのではないかと心配した銃兎は急いで部屋に入る。しかしそこには興奮した様子のAとそれを見て機嫌が治った左馬刻が居るだけだった。会話の内容からAが重度のド Mだと理解し、これから左馬刻の機嫌を治すのに使えそうだ、と考えていた
*****
やっと少し気持ち悪い(当社比)夢主を出せました。これが書きたかった……
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野猫 - 「Dirty Dawg」ではなく「The Dirty Dawg」ですよ。 (2018年9月2日 18時) (レス) id: a9f7b101df (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 埋夜冬さん» 誕生日でしたね……!基本アニメキャラは年を取らないのであれですが実際30歳になったと考えると30でこの姿か……やばい……ってなります笑私の周りもあまりいないので嬉しいです笑更新頑張りますね……! (2018年5月31日 15時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 銃兎さん誕生日ですね!おめでとう銃兎さん!29歳だって!ヤバいよイケメンなの変わらないよ好き。私の心はそう言ってます(笑)周りで分かち合える人いないのでつい言っちゃいました。更新楽しみにしてます。 (2018年5月30日 22時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 埋夜冬さん» 初めまして!コメントありがとうございます!嫌なことがあっても銃兎さんにおねんねしてな!って言われたら即スヤァできるのほんとうれしい(?)です…wヨコハマ頑張って書きますね………! (2018年5月28日 23時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 兎危@ゆっ家族さん» 言うの忘れていました……コメントありがとうございます!気長にお待ちいただけると嬉しいです……! (2018年5月28日 23時) (レス) id: eedfc20120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日暮 | 作成日時:2018年4月29日 19時