-一二三と独歩は俺の後方の椅子に座って、縮こまってた。怖いんだね。- ページ47
溜息をつきながら、壁に凭れる様に背中を預けた。
足は――…まぁどうって事ないだろう、大げさに転んで見せた方が良いと思ったから、転んだんだし。
それなら周りの人たちも俺が杖使わないと立てないって思うでしょ？
そんな事は別にないんだけど、そうしておいた方が俺には都合が良かったし、まさか擁護されるなんて思っても見なかった事で。
しかもその上、俺の言う事を我儘を承知で待ってくれた患者の皆さん優しすぎる。
みんなわんわんの影響受けて菩薩化したの？ 俺もしたい、菩薩なりたい。←
一二三)よくあんなヤバそうな人の相手なんてできるよねーw
一二三が診察を待っている間に、俺にそんな事を言った。
一二三)独歩ちんも遠回しに俺らに関わるなって言ってたのにw
独歩)かと言って、あのまま放置していたら他の人に迷惑が掛かるから、どうしようか迷ってたんだけどな。
いつの間にか独歩もそばにいる。
貴)まー、外界の裏世界ではそんな人中々いないけど、そんな人いたら小者も良いとこだよ。
それにもしあのマイクを使われてたら、俺もマイク使ってたかもしれないし(物理で殴る)。
そうでなくても、わんわんや独歩に一二三がいるんだもん、どうなっても大丈夫でしょ？w
勝手に人任せにしてた俺に、独歩は呆れたように笑った。
一二三は独歩とは違って嬉しそうだ、頼られて信頼されてたことが嬉しいらしい。
それはそれでどうかとも思っていたら、名前を呼ばれて診察室の方に向かった。
貴)失礼しまーす。
ノックして、気のない声でそう言いながら診察室に入る。
あー、わんわん超怖い、何も言わないから余計に怖い。←
菩薩なわんわんと俺の同志だったわんわんは一体どこへ？w なんて、本題と関係ない事を考えながら目を逸らしつつ椅子に座る。
貴)…ごめんね？
逸らした目を、無理矢理寂雷に向けて、真っ直ぐに見てから言った。
俺、自分が悪い時って目を逸らす癖あるから、あ、弟達は例外だよ？
寧ろ真っ直ぐ見ちゃう、ぷんすこしてる弟達を目に焼き付けたいが為に俺は俺が悪くても弟達だけはしっかりと見る。←
寂雷は呆れたようにため息をついて「私より先に、看護職員の手を借りたり色々方法はあったでしょう。」なんて言った。
貴)あんな老害にそんな事やりたがる看護師さんどこにいるの、上の人間出せってクレーム入れられてやめさせられたりしたら、わんわん責任取れない事もないとは思うけど、面倒でしょ。
＊−＊−＊−＊
次へどうぞ→
-寂雷+診察＝子供っぽくなるなー、俺…なんでだろ？ 年の功？-→←-高ぶった感情を抑えるのは宇宙一可愛い弟の方が得意だと思った。-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫音(プロフ) - 麗さん» 勿論知ってます！ 漫画とアニメ制覇済みです♡ (2022年6月23日 5時) (
レス) id: fe40c365c3 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - キューティクル探偵因幡知っているんですか！ (2022年6月23日 2時) (レス) @page38 id: 0e3d617791 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - はくさん» ありがとうございますw まだまだ授業参観に行けるか分からないですけど、更新ペースをできる限り早める様に致します (2020年4月7日 2時) (レス) id: fe40c365c3 (このIDを非表示/違反報告)
はく - すごく面白いですね！続きが楽しみです！授業参観の話が早くみたいです。更新頑張ってください！ (2020年4月6日 14時) (レス) id: 999f5a80a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫音
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時：2020年2月12日 16時
