俺らの大好きなあの人は、自重を知らない。 さんっ！【ヒプノシスマイク】 《兄》

-どんな噂？って聞いたら、二郎が嬉しそうに友達に話してたんだってw- ページ22

貴)そう言えば、口頭では聞いたけど、それらしい手紙貰ってなかったねw


二郎)うん、ごめん！
俺が渡し忘れちゃってて…！


良いのよ二郎、可愛い二郎の為なら俺はいつでも馳せ参じるからねw


一郎)じゃあ兄ちゃん、俺は依頼行ってくるから、帰りは二郎と返って来いよ。


貴)うん、一郎頑張ってね。
行ってらっしゃいw


一郎を引っ張って頬にちゅっとキスをして、手を振る。
しばらく一郎はぽかんとしていたが、顔を徐々に赤くして


一郎)兄ちゃんちゃんと自重してくれ！////
行ってきます！！


と言いながら、行ってしまった。
二郎は二郎で顔赤くしてるし、何なんだよもう。
俺は俺の感じるままに動き、そしてちゅーをするんだ！←


二郎)…兄ちゃん、そろそろ授業始まるから、教室まで案内するわ…。


貴)おうw


二郎の案内の元、来客用スリッパをパタパタ言わせながら付いて行く。
迷子防止なのか、二郎が俺の手を引いて歩くのですっかり注目の的だ。


特に女の子の視線が刺さるねぇ、俺一応お兄ちゃんよ？w
二郎もやっぱり人気あるんだなぁ、色気あるし初心で可愛いもんね、俺の自慢の弟だよ分かる。


二郎)あ、ここが俺の教室で、俺の席は…。


と、二郎が指を誘うとした瞬間、男の子たちが俺と二郎を見てわらわらと集まってきた。


男子)あ、もしかして噂のお兄さんですか？
俺達山田のダチやってます！ よろしくお願いします！！


男子)噂通り可愛いっすね、今度一緒に食事でもどうですか？


男子)山田の兄ちゃん本当に男ですか？
見目麗しい女性にしか見えないっすよ、寧ろ男でも抱ける！


貴)お、おう？ よろしくw
わるいな、今半分外出禁止令出てるから、それが解けたら行こうぜ？w
しっかり男だぞ、俺は抱かれるより抱く方が好みだなw


二郎の人気凄いなー、でもちゃんと人望もあって不良だなんだって言っても情に厚そうな奴らばかりだ。
ここに来るだけで、二郎の私生活がどんなものであるか予想がつく位だ。


二郎)お前ら、兄ちゃんが困ってんだろ！
そろそろセン公も来るし、席着いとけよ。


二郎はちょっと凄みつつそいつらを散らすと、俺には満面の笑みで


二郎)兄ちゃん、俺の席あそこだからw


と、言って指をさした。
なるほど、あそこね。 めっちゃ応援するわw
それからほどなくして、先生が入ってきた。
俺の他にも保護者が何人も集まって来て、俺はしっかりとカメラを構える。


男子)起立、礼！


全)よろしくお願いします。


＊−＊


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