-俺の教育方針は言葉で諭す感じだから、男の子は育たないかもしれないw- ページ10
二郎)ほぉ、言ってくれんじゃねえか…。
そこまで言ったんだ、ぶちのめされても文句は言えねえよなぁ？
三郎)へぇ、ちゃんと僕の言ってることを理解できるなんて賞賛に値するよ。
でも、やる前にこちらの戦力甘く見過ぎるのは良くないな。
貴)ふっ…ふふっ…ww
男の子ってちょっとやそっとの事で喧嘩に発展するよね。
俺と一郎も昔はしょうもない事で喧嘩してたなぁ、すごく思い出す。
でも、俺の言い分は三郎みたいで、一郎の言い分は二郎みたいだった、それは逆だね。
一郎がため息をついて2人の弟の後頭部を掴むと、お互いの額をぶつけさせた。
痛そう。
一郎)お前ら、兄ちゃんの前だって分かってるのか？
二郎)だってさ、兄ちゃん！
三郎)でも、この低能が…！
一郎)二郎、三郎！
「だって」とか「でも」とか、俺の前でカマ野郎みたいなセリフを言うなって言ってるだろ！
一郎の教育方針は、そんな感じなのね。
俺はクスクス笑いながら、頭を押さえて蹲る弟たちの額を撫でてあげた。
貴)喧嘩は良くないよw
三郎も俺とか一郎みたいに、二郎にもその目を向けてほしいなw
二郎もすぐに熱くなってたら周りが見えなくなっちゃうよ、ちゃんと状況考えようね。
……まぁ、一郎はちゃんと弟たちが可愛くても叱ってくれてるのは偉いねーw
お兄ちゃん的には、「だって」も「でも」も言って良いと思うけどな。
5年も放置してたから、俺が言っても無意味だしその辺は一郎に任せようか。
二郎や三郎に反抗されたら、俺の心が折れる。
貴)じゃあ、カレーもできたし、食べよっか。
一郎とカレーを盛り付けて、二郎と三郎は机の上を片したり、スプーンやコップの準備をしたり。
こういう時に何も言わなくても、ちゃんと兄弟で動けるのは良いよね。
4人分のカレーを持って行く頃には、食べる準備ができていた。
貴)さてと、いただきますw
二郎)いただきまーすw
三郎)いただきます。
一郎)…いただきます。
二郎が言うなり、カレーを食べる。
どうかな？ 美味しいかな？ 作り手としては、すごく気になる。
二郎)〜〜〜〜っ、すごく美味いよ兄ちゃん！
俺こんなにうまいカレー食ったの初めて！！
それが初めてじゃあないんだなー、施設で一回作ったことあるんだなー。
三郎も口に運ぶと、目をキラキラさせた。
三郎)くどくなくて食べやすいです…！
市販のものをここまで美味しくできるなんて、A兄すごいです！
…この味は、トマトですか？
−＊−＊
次へどうぞ→
-俺は少食で偏食だけど、主食は弟たちの笑顔を見る事だからお腹いっぱいw-→←-カレーはコトコト煮込まれて、美味しそうな香りを充満させてましたw-
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紫音(プロフ) - ヤトさん» ありがとうございますw これからも頑張ります！！ (2020年1月9日 3時) (
レス) id: fe40c365c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年1月4日 22時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時：2019年11月18日 3時
