-率先してやったのは確かに弟達の為だから、良いのかな…親代わりでw- ページ46
貴)お、俺が行っても良いのかい…?
外出禁止令あるよ???
二郎からの提案に、俺は嬉しくて震えた。
外界じゃあ、会いたくて会いたくて震えるくらい会いたかったし。←
二郎)だって、兄ちゃんは仕事で、三郎が来る訳には行かないだろ?
兄ちゃんも外に出れるし、俺と一緒ならきっと兄ちゃんも許してくれると思うしな。
貴)お前が神か…。←
制服着てる二郎の写真いっぱい撮ろう、色んなアングルから一眼レフで撮ろう。
一眼レフカメラ、買いに行かなきゃ…。
貴)お兄ちゃんちょっと一眼レフ買ってくる。
二郎)Σ何に使うか分かったからやめてくれ!
……あと、できればあまり女装はなしで。
貴)? お兄ちゃん女装癖はないから、そこは安心しろw
ちゃんとした正装で行くから。
スーツです。
俺は変態じゃないけど、体に合う女性用のすらっとしたストライプスーツを着ていきます。
貴)じゃあ、ソレ一郎が帰ってきたら提案しようかw
二郎と一緒なら、大丈夫かな。
一郎優しいし、自分が仕事で授業参観とか行けてないの、負い目感じてるかもしれないしな。
でも、一郎が行ったらセンセーション起きちゃうだろうしね。
二郎の日常を見れる貴重な機会だし。
あれ? でも、授業参観の時期って学校によって近いよね…。
つまり、今ぎゅーって抱き着いて寝てる(?)可愛い俺の三郎にも授業参観のお知らせとかある可能性が高くて、でも三郎は聡いから一郎にそんな事言える訳もないし…。
貴)…はぁ〜…忙しくない俺がいて、ちゃんと見ててやるから、何か行事があるなら俺に言えよ。
お兄ちゃん、ちゃんとできる範囲で形だけでもお前たちの親代わりにはなってやれるから。
二郎は、寂しそうに笑った。
二郎)兄ちゃん、形だけじゃないよ。
兄ちゃんは施設にいた間、率先して俺達の…つーか施設の皆の分のご飯用意したりして、俺達をちゃんと育ててくれただろ。
ちゃんと、俺達の兄ちゃんで親代わりだから、大丈夫。
貴)〜〜〜っ、二郎…お兄ちゃんな、大人になって涙もろくなったんだよ…。
つい、ほろりとしてしまった。
あ〜、二郎可愛い、ほんと可愛い何なの今日、いつも以上に可愛いね?
ガチャリと扉が開いて、涙を拭ってそちらを見ると、一郎が立っていた。
一郎)二郎、兄ちゃん、ただいまw
兄ちゃん、ちゃんと家にいたのか。
一郎は、心底ほっとしたように大げさに胸をなでおろした。
貴)いや、いるよ。
一郎は、俺を何だと思ってんだよ。
*
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-俺はすき焼きの存在を覚えてるからな、話は脱線したけど覚えてるから!-→←-二郎は怒ってる対象によって怒り方が変わるんだなー、あー、可愛いw-
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紫音(プロフ) - ヤトさん» ありがとうございますw これからも頑張ります!! (2020年1月9日 3時) (レス) id: fe40c365c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年1月4日 22時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時:2019年11月18日 3時