俺らの大好きなあの人は、自重を知らない。 にっ！【ヒプノシスマイク】《兄》

-ちゅーで思いついた夕飯って事、一郎達には黙っとこうw　面白そうだからw- ページ26

呆れたかのように寂雷は俺の上から簡単に退いた。


貴)あれ、なーんもなし？w
それなりの覚悟してたんだけど。


寂雷)悪いけど、鎖骨のソレが消えるまでは流石にね。
手を出したりしたら、怒られそうだから。


寂雷が言っているのは、多分俺の鎖骨についてる噛み後の事。
そう言えば、虫よけに二郎に付けて貰ったんだっけ、忘れてたw


貴)やだー、寂雷そんな所まで見るなんて〜w
俺の微妙な覚悟返してーw


正直、ありがたかった。
これのおかげでいつもの調子が戻ってきたのだ、二郎ありがとう。
元気のない会話はもうここで終わりにしようっと。


寂雷)では、返却不可で。
(訳:そんな覚悟してたら次は襲うからね。)


貴)付加価値付けて返してw
(訳:もう覚悟しないから、今の一回きりだから！)


見え隠れするお互いの気持ちに、2人して笑った。
あぁ、良いな良いな、こんなの10年以上前にもやったw


貴)何にも変わってないね、寂雷。


寂雷)姿形は変わったと思うけれど、そんなに変わってない様に見えるかい？


貴)中身はいつでもわんわんのままさw
俺はー、まぁ弟達に言わせれば背がちょっと伸びた？らしい。
顔は変わってないんだって、俺もう二十歳だし、三十路になるまでに童顔直したい。


両手を頬にあてて、むーっとする。
俺だって大人っぽくて色気のある大人に憧れたりするんだ。←
俺自身そんな大人になってると思いたい、なってるかなぁ、なってると良いな。


寂雷はそんな俺を見て笑っている。
知ってるぞ、寂雷俺の事好きだから「そのままがいい」とか思ってるんだろ。
おれしってるからな！←


俺も寂雷の事好きだけど、俺としては「寧ろもっと麻天狼らしく狼感出して」とか思ってるからな！
眠らない町なんだろ、俺いつかお姉さんのいっぱいいる店に遊びに行って、かっこいいって言われるまでに成長するから！ 今行っても絶対可愛いって可愛がられるだけだからな！！！


貴)寂雷、俺の事子供だと思ってない？


寂雷)外界で人との付き合いがあまりなかったから、成長してないと思ってますw


俺は瞬時にそばの雑誌(きゃらびぃ)を丸めてスパーンと寂雷の頭を叩く。
めっちゃいい音なった、何すごいこれ、ハリセン並みの良い音なるねこれ。←


寂雷はノーダメージ、まぁそうか、そうなるよね。
あんまり馬鹿にしてると、チューするからな。


貴)あ、今日の夕飯シチューにしよう。


なんて、そんな事を思いついた昼間である。


＊−＊


番外編行くぞ！


次へどうぞ→

-番外編　12月31日　Buster Bros!!!と一緒-→←-俺だってちゃんと、責任を感じてはいる。　でも、相談できる人が少ない。-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す