俺らの大好きなあの人は、自重を知らない。 にっ！【ヒプノシスマイク】《兄》

-その後、足もわんわんに見て貰ったよw　杖使う方が良いってw- ページ1

目が笑ってない寂雷怖いんだよねー。


貴)…外界で活動してて、H法できる直前から直後に追われてたから…。
その時に撃ち抜かれて、金さえ積めばなんでもやってくれる闇医者に頼んで、治療してもらって…。
後遺症で、肩と足に若干障害が残って痛んだり、指が動かなかったりとか。
今回肩に負担掛けたのは、俺の不注意だから…。


一郎が横から寂雷に言う。


一郎)兄ちゃん、左馬刻に押し倒されたらしいんですよ。


寂雷)相変わらず、警戒心がないようだね。
あれだけ警戒しなさいと、言って置いたのだけれど。
まぁ、生きていてくれた事が一番か。


寂雷は、俺の小さい頃の写真が入ってる写真立てをなぞった。


貴)ちょ、ちょ、わんわん、何その写真？？！
いつの間にそんなものを…ていうか、それってもしかしなくても一郎達が施設にいた頃の、俺の写真じゃん！！


奪取しようとしたけど、足の悪い俺じゃ華麗に避けられて、支えられた。 情けない…。


二郎)うわ、ちっせー！
兄ちゃん8歳の時ってホント？


三郎)A兄、この頃はこんなに可愛く笑ってたんですね、年相応の顔で可愛らしいです！


興奮気味に俺の子供の頃の写真を見る弟達、そして一二三は俺を食い入るように見ている。


一二三)俺っちは、いーざーなーみ、一二三ですっすw
ひふみんでいーよー♡


貴)よろしくw
ひふみん、いえーいw


ノリで言ったら、一二三は目をキラキラさせた。


一二三)いえーいw
女だって疑ったりしてごめんね、肩大丈夫？
あと、せんせーが話してたその写真の子ってAっちで合ってるの？


独歩)一二三、失礼だぞ！
初対面の人に礼儀を払え！！


一二三のノリを独歩がブレーキになって、中和している。
俺は一二三のノリも独歩の律儀な対応も好きだよw


貴)あー、あんな写真を撮られてたのはまさかだったけど。
12年ぶりだから、覚えてなかったのかなー。


一二三)12年？！
すげー…そんなに外の世界にいたの？


貴)あぁ、いやそれは、わんわんと連絡取れなかった期間だよ。
俺が失踪して死んだって言うのは、5年くらいだよw
と言っても死んだって出したのは3年くらい前かなー。


寂雷)あぁ、それもあったね。
なんで死んだなんてふれて回ったのか、教えて貰って良いかい？


貴)こわいこわい、わんわん怖いから。
…追手に捕まらない為だから、敵を騙すにはまず味方からって。
だから、死体になり切って特殊メイクしてー♪


一郎)兄ちゃん、楽しんでたな？


＊

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