-その後正気を取り戻した一郎は、何故か俺に電話を渡してくれた- ページ38
=同時刻 ヨコハマディビジョン 左馬刻の事務所=
銃兎)…ただいま戻りました。
左馬刻)おう、銃兎。
家まで送ってやったのか?
左馬刻の問いにため息をつく。
銃兎)駅前で降ろしてくれと頼まれたので、そこで降ろしました。
家まで送ったら目立つと思ったのでしょう。
そう答えたら、左馬刻に胸倉を掴まれた。
左馬刻)こんな遅い時間にあんな警戒心の無い奴置いて、襲われたらどうするんだよ!
銃兎)お前はA襲ってた張本人じゃねえか!
左馬刻)うるせえ、こんな事なら俺様が送ってくべきだった…。
左馬刻は電話をかけ始める、画面に見えた“絶滅危惧種”の文字は見えなかった事にした、左馬刻は絶滅危惧種を保護するように見えない、寧ろ理鶯が似合う、ああでも理鶯も食材にしてしまう、これではだめだ。
でも、左馬刻にとって、あの男は警戒心の無い生存競争に生き残れなさそうな絶滅危惧種に見えてるのかもしれない。
男だし。←
かと言って、俺も諦める気はない。
左馬刻)おう、俺様を待たせるとはいい度胸だな…なんでてめぇがこの電話もってやがんだ!
これは、Aが俺様のモンだって言う証明の電話なんだよ(???)
スペースも何も俺は今日Aを俺の女にするって決めたんだよ。
……もう堀ったしな。←
銃兎)…理鶯、あなた助けなかったんですか?
理鶯)小官は助けたぞ?
嘘か、紛らわしい。
さてどうなる事かな。
〜山田家にて〜
一郎)兄ちゃん、左馬刻の女になったって本当か?
耳から電話を離した一郎、そんな死にそうな顔しないでお兄ちゃん女じゃないよ?(←そこじゃない)
貴)Σちょちょちょちょと、ままままま待て!
おおお落ち着け、まだその時じゃない(?)
一郎がふらふらと寄ってくるので、そんな事を言ったが、一郎には届かないようだ。
貴)…一郎、ステイ!
一郎が止まった、大丈夫? 放心状態じゃあない?
貴)お座り!
一郎が素直に正座する、え、かわいっ…従順なのはお兄ちゃん好きだよ?
手を目の前に持って行って、ひらひらした。 だいじょーぶじゃないねぇ。←
貴)…お手。
185cmの大型犬なんて飼った覚えはないが、こんなに従順だとやってみたくなるよね。←
一郎は戻って来たけど状況が呑み込めずにお手をしてくれた、可愛いかよ。
そうだった、うちの弟は宇宙一可愛いんだった、どこぞの宇宙レベルで可愛いアイドルもいるけど、俺のブラコンフィルターの前に跪くがいい←
*
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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時:2019年10月21日 1時