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『ん?...誰か見舞いに来てたんですか?』

棚の上に紙袋が置かれていた。

寂「あれは飴村君が置いて行ったものです」

あ...意外と律儀な人だったんだ

『飴村乱数は必ず“何かがある人物”です。元チームメンバーTheDirtyDagwのあなたなら、分かっていると思いますよ...他のメンバーも。左馬刻さんも、山田一郎も...きっと彼らにも、彼らなりの理由があるんでしょうけど。それに神宮寺先生は私が一体誰なのか、と言う目で捉えていると思いますが...あっていますか?』

寂「君は面白い人ですね...医療目的以外に患者を調べることはないからね。それに、彼から手紙を預かっているよ...」

『飴村乱数から?』

手紙を読むとそこには...

『事務所の住所と電話番号...?これに連絡するか、ここに来いってこと?』

寂「君と話したいことがあると言っていたよ」

『話すことなんて何もna...』



“「お姉サンとお話がしたいな☆」”

『心当たりは...ありますね』


『話すことって、真正ヒプノシスマイクのこと?...それとも中王区か?』

寂「...君が真正ヒプノシスマイクを使っても死に至らなかった理由はまだこちらも解明できていないんだ。それに、まだ君はここで安静にしていた方がいい」

『分かりました。飴村乱数には退院した後に会おうと連絡しておきます』


寂「君は...あまり感情を表に出さないようだけど」

『そうですねぇ...言われてみればあんまり喜怒哀楽はハッキリしない方ですかね。それより先生』

寂「どうしました?」

『飴村乱数と先生は犬猿の仲だと聞きましたが...多分相手は先生のこと嫌ってないですよ』

寂「え..?」


トントン)

看「神宮寺先生、次の患者さんの診察をお願いします」

寂「分かりました、それではまた...」


先生は軽くお辞儀をし、そこで退出した。

問題はここからだ...飴村乱数に電話する心の準備が全然できてない。

『だってさ...怖いじゃんよ』

ベッドの中に潜り込み、一人の世界に入る。

『ぐへへへw......ホント何やってんだろ自分』

この通り、ONとOFFの切り替えが早い。

『なんで電話なんかしなきゃいけないのよ...!こっちはあの低音ボイスで心臓がキュッってなってちびりそうになったんだぞ...?小学校低学年の国語の授業でやった、気持ちを表す表現言葉ってので“わくわく”とか“ゾクゾクする”とかの言葉だったら「あっ、自分もワクワクするときあるし怖くてゾクゾクくすることある」って共感できた...でも“胸がキュッとなる”ってこと生まれてきて一度もなかった』

飴村乱数→←病院



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おたくちゃん - 面白いギャグ作品かな〜と思って読んでた私がバカでしたね...夢主ちゃんかっこよすギィ!! (2021年5月16日 20時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コーラ | 作成日時:2021年4月7日 2時

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