検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:12,889 hit

15 ページ15

.

この後どうして逃げればいい...考えろ

ドンッ‼)

簓「A!?」

『は...』


簓兄ちゃんは奥の廊下のドアをドンと開け、監視の党員らを突き飛ばしてここまで走って来た。

犯罪まがいなことして...兄ちゃんもただじゃ済まされないぞコレ。

『兄ちゃん何やっとるん...!』

簓「それはこっちとセリフや」

自分は持ってきたバックを二郎にとってもらい、その中から機械のパーツや部品を取り出した。タイマーと導線などを繋げ、作業しながら話す。

『もうええ。兄ちゃんにはゆっくり後で怒られるとするからさ...二郎、耳貸して...』

二郎「...?」




『一郎さんと左馬刻さん...そのほかのディビジョンチームの人たち全員ここから連れ出してほしい...』

二郎「なんで...?」

『どーせやられるんだったらここで終わりたい』

二郎「は?!何言ってんだ、お前も逃げんだよ一緒に」

『冗談やめてよ...w』

逃げたところで結果は変わらない。ここにいてもいなくても同じ。言の葉党の情報は私が持ってる。以前潜入した時に、情報処理を行なっている限られた人間しか入れない場所に置かれているパソコンやその他の機会がある部屋。

『やり方が汚いよねホント...』

飴村乱数がクローンだったことも。いつも舐めているあの飴が生命維持のための薬だったことも。T.D.Dが解散した理由も全て...

『言の葉党の政治の“やり方”を全世界に配信する』

勘「そ...それで、もし言の葉党がなくなれば...また世界は...戻るn...」

『それはどうかな...腐った世界はね、どれだけ政府が努力しようが治らな...ない』

声がだんだん出せなくなっているのが分かる。

『...いっそのこと、ここを思いっきり...ぶっ潰してやりたいけど...』



簓「もう喋らなくてええ...」

『いや、今ここで...』



『あんたら中王区が飴村乱数を使った結果...こんなありざまだ。さんざん人間様に使われたその後、蹴られて捨てられ...そんなのクローンも流石にキレるに決まってる...』

乱「!?」

皆「‼」


左「乱数がクローン...?」

幻「ら、乱数...?」

乱「ぼっ、僕〜、君が何言ってるのか〜分かんない!」



勘「黙れ...クソ野郎ども...っ......特に、色摩貴様だけは...」

『ふんっ...その場の感情だけで発言するような奴がよくも...』

嘘ですよ→←東方天



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おたくちゃん - 面白いギャグ作品かな〜と思って読んでた私がバカでしたね...夢主ちゃんかっこよすギィ!! (2021年5月16日 20時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コーラ | 作成日時:2021年4月7日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。