目には目を歯には歯を。ならこれは? ページ17
「あーまた負けちまったぜ〜ぜってーありゃ台がいかれてやがっ…」
「ぬおォォォ!」
「痛い痛い!優しくしてよ神楽ちゃん…」
なんだ?銀時は戸を勢いよく開けた。
「どうした!今は全くの無一文だがこの銀さんが助けに…って何やってんの?」
心配してみれば、そこには、新八がかけるメガネを引っ張る神楽とその痛みで涙目になった新八がいた。何このシュールな画。
「神楽!なに新八いじめてんだ!もっと優しくしてあげないと…なぁ新八?」
「ぎ、銀さん…!…って、そっちじゃねー!それメガネ!優しくされたいの僕!」
「銀ちゃん!大変ネ!新八が…新八が…」
「神楽落ち着け!新八はまだ割れてないから大丈夫だ!」
「おい…」
「あのネ新八が…
メガネから取れなくなっちゃったアル〜!」
「なに!?」
「いや取れなくなったの僕じゃないから!メガネだから!って、もう突っ込みませんよ!話進まないですから!」
「悪ィ悪ィ。しかし、神楽が取れないとなるとなぁ…もうぱっつぁんとメガネの間の固い固い絆?とかなんじゃねーの?」
「適当な事言わないで下さいよ!覚えてます?Aさんと初めてあった日、ファミレスで僕がメガネ取れなくなったの!Aさんがトイレ行った後に神楽ちゃんが僕にぶっかけてメガネ拭こうとしたら取れなかったの!覚えてますよね!特に神楽ちゃん!」
「あの時は美味かったアル…もう1回誰か奢ってくれないアルかネ〜」
「話そらすな!」
「まあまあ新八、落ち着けよ。ここはもう1発神楽にゲロってもらえ。目には目をゲロにはゲロをってよく言うだろ?」
「聞いた事ねぇよ…これでダメだったらアンタら許しませんよ?!」
「それじゃいくアルヨ〜オェェェ…」
「ど、どうだ?新八…取れるか?」
「…な」
「え?」
「ふざけんなー!」
吠える新八。まあ無理もない。ドンマイ。
「全然取れないんですけど!?なんなのホント!あの時からずっとですよ?!風呂も寝るのも皆メガネと一緒!挙句の果てにはまたゲロって…」
「新八!大丈夫アル!私達が必ず助けてあげるネ!」
「今の僕にかかってるもんは一体誰のせいでしょうね…」
「俺達も協力するって!な?これは正当な依頼としてキッチリやるから!金も取らねー!だから、今日は家帰れ。給料も引かねーでおいてやるから」
「ろくにもらったこともないんですけど…
まぁ、よろしくお願いします。お言葉に甘えて今日は帰らせてもらいます。それじゃ」
そうして新八は万事屋を後にした。
知らぬが仏だが少しは知っとこう。→←久しぶりに会った人の名前ってなかなか出てこない…
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時