自分の発言には責任を持たないと潰されます。 ページ6
銀時「どういうこと……」
「よお、また来たのか万事屋!」
やってきたのは近藤だった。
近藤「どうしたんだ、もう情報が入ったのか?」
銀時「いや、ちげんだけどな、オタクの沖田くんがAに免じて奢るって言ったのに、うちに請求書がきたわけですよ。だから、それ持ってきたの。」
近藤「おぉ!そうだったのか!あの総悟が奢る、か〜。いや〜、俺たちにも奢って欲しいもんだな〜」
総悟「それ、近藤さんが払ってくれやすぜィ」
近藤「ん?」
耳を疑う近藤。表情を変えずに言う総悟。
総悟「だって近藤さん言ったじゃァねェですかィ、あの時。俺ァ約束を破った事がねェから、←約束を破るヤツは許さねェぜィ?」
近藤「…あの時?……あ、」
『うちの自慢の優しい大将が、たらふく食わしてくれるさ。なぁ、そうだろ?馬鹿大将?』
『あぁ、お妙さんの他にも貢がなくちゃいけねえやつができちまったなあ。だが、かわいいお仲間のお願いだ。遠慮せずに食えよ?』
Aを助けた時に言ったんだったあぁぁぁ!
近藤は自身の発言を呪った。
近藤「ちょっと請求書見せてくれ!………チーン…」
思っていた額より桁が1つ上だった。近藤から何かが抜けていくのが見えた。
「近藤さんの預金口座潰し、大成功でさァ。」
総悟がいつもの黒い笑みで言った。
。
。
近藤が口からブツブツと何かを吐き出しながら自室へ戻るのを見届け、Aはやっと口を開いた。
A「あ、あの、もしよかったら銀時さんも一緒に晩ご飯どうですか?これから作るんですけど…」
(Aの、手料理……だと?)
断るわけがない。
銀時「喜n……」
土方「テメーに食わせる飯なんざねえー!用事が済んだならさっさと帰れや!」
土方が制する。だが、銀時は負けない。
銀時「ハア?!俺は誘われたの!Aに!お前がどうこうすることじゃねえの!なあ?A?」
Aに、熱い熱い視線を送る銀時。
A「は、はい…銀時さんにも食べて欲しいんです…助けてくれたお礼もかねて。……さっきの土方さんからも…」
土方「あ?」
A「ヒッ…な、なんでもないです!それじゃあ、作ってきます!」
そう言って、Aは逃げるようにその場を去ったのだった。
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時