さあ頑張ってご挨拶 ページ14
総悟「ちょっと、旦那達のせいで怖がっちまったじゃねェですかィ。
ほら、A。この人達は大丈夫だから、ちゃんと挨拶しなせェ。」
総悟がそう言うと、Aは総悟の隊服を握りしめて、恐る恐るだがゆっくりと顔を出した。
なんだかんだで総悟には懐いているらしい。
男「よし!ここは、俺からだな!俺は坂田銀時だ。この町で万事屋をやってる。なにか困ったことがあったら、いつでも来ていいからな!うちの超優秀な社員達が、きっと解決してくれるぞ!」
この人はなんかヤバそう、色んな意味で。
素直にそう思う。
少年「ちょっと!また僕達だけに仕事させる気かアンタは!ちょっとは反省しろ、この腐れ天パ!
…あ、すみません。
僕は、志村新八です。銀さん、あんなことは言ってますが、やる時はちゃんとやるので安心してくださいね。いつでも来ていいって言うのは、本当ですからね。よろしくお願いします。」
この人は優しそうだし、普通に普通そうだ、メガネだけど←
少女「私は神楽アル!この江戸の町の女王様ネ!覚えておくヨロシ!君とは仲良くしたいネ!」
この子は、私より年下だろうか。
拾われて初めて女の子に会えたな。
総悟「A、もう俺は言いやせんぜィ。頑張って自己紹介しなせェ。」
4人の視線を浴びるが、Aは、総悟の隊服をより一層握りしめて意を決したように3人の目を見た。
その真っ赤な瞳で。
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「椎名……A……です…。
よ、よろしくお願いします!」
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やっと絞り出した言葉で簡単に自己紹介をした。
最後は早口になってしまったが。
しかし、3人は、今日見た中で1番の笑顔を浮かべてこう言った。
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「「「よろしく!!」」」と。
Aの長い髪が、風に吹かれてなびいた。
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時