検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:154,547 hit

lyric.1 ページ2

「………二郎ってあいつか。」


鏡を見ているふりをしながら、こっそりと二郎を見つめる女子生徒。
彼女の名は杯A、探偵だ。

Aが、校内1の不良である山田二郎を覗いているのには理由があった。

それは遡ること1日前…。






_______

「高校生のご依頼…ですか?」

「わっ、悪かったわね…ていうかほんとにできるの…?」


探偵事務所、GOLDCATに1件の依頼が入った。
依頼者は同い歳くらいの女子高校生だ。

依頼の内容は、[山田二郎の事、山田二郎に関係性のある人物について]を調べてほしいとの事。


それにしても山田二郎という名前に聞き覚えがある。

「山田二郎…どっかで聞いたことあるんだよなー…」等とぼそっと呟くと、依頼者の女子高生は「そっ、そりゃそうよ…」と引き目に返す。

「え、なんで?」と聞くと、言いづらそうに女子高生は言った。






「だって…イケブクロの番犬って呼ばれてるのよソイツ。」



__________







「そりゃ聞いたことあるわー…」と心の中で呟く。


同じクラス、校内1不良、イケブクロの番犬…。


これだけキーワードが揃っていれば1回くらいは耳にしたことがあるだろう。

会ったことないけど認知してるランキングで言ったら第1位だ。

「どーしたもんかねぇ…」とため息をつきながら二郎を鏡越しに見つめる。いつまでもこうやっていたって情報なんざ入るわけがない。


「………………仕方ない。」


もう一度ため息をつきながら心の中で決心すると、Aはカバンを持って立ち上がった。

てくてくてく…と二郎の方へ歩いていく。

みんなはギョッとして「おっ、おい…A!」と焦って心配している。

二郎もAのことに気づいたのかギロっとAの方を睨んだ。


「………んだよ。」と不貞腐れているように言う二郎。





Aはそれに対して、









「付き合ってよ、二郎。」






とトンデモ発言をかました。

lyric.2→←lyric.0



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (244 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
695人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして!作品が好きで、いつも見ています!これからも頑張ってください!そして、もし意図的なものならすみません、8話?かな?12任という所は12人ですか…?意図的なものだったら、本当にすみません! (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月25日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。