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おまけ2 ページ50

山田家とAさんの後日談


**

「こ、こんにちは………」



ちょっと緊張気味に、萬屋の看板がある古民家のドアを開けた


そう、前に中途半端に別れてしまった一郎さん、二郎くん、三郎くんに謝ろうと、おうちを訪ねに来たのだ



しばらくして、奥からドンドンと足音が聞こえてくる



「はーい、ってA……!?」

「一郎さん、すみません。突然来てしまって」



さらっと呼び捨ての一郎さんに心臓がうるさくなったけど、なんとかこらえて頭を下げた


一郎さんは驚きながらも、「中入って」と言って家の奥に入っていく。私は靴を脱いで、ぱたぱたと後ろへついて行った



「二郎、三郎!!お前ら降りてこい」



推しの家………尊い……。


変態思考をでうはうはしながらも、そわそわと辺りへ視線を巡らす。確か、弟と三人暮らしなんだよね、



「あれ、Aさん……?」

「A……なんで」



会うのはこれで三回目の二郎くん、三郎くん。二階から降りてきたのか、不思議そうにしながらも部屋に入ってきた。あと、呼び捨て君もか二郎くん



「そうだ、Aさん。この前なにかあったみたいでしたけど……大丈夫でしたか?」

「チッ……イイコぶりやがって」

「は?」

「ああ″?」



相変わらずな二人に何故が感動しながら、こくりと首を縦に振った



「うん、もう全然大丈夫なんだけど……ごめんね。あのときは何の説明もせず勝手に帰って」

「それなんだけどよぉ、なんかあったのかよ?」

「うーん、話すと長くなるんだけど……独步が私の思った以上に有名で、嫉妬というか……なんというか?」



「独步………?」

「嫉妬………?」



私のよく分からないであろう説明に眉根を寄せる二郎くんと三郎くん。三郎くんいわく察しがいい一郎さんが、もしかして……と私に問いかける



「Aって、観音坂独步の知り合いがなんかなのか?」

「知り合いってか………彼女?おや、奥さんか、今は」



「彼女…………」

「奥さん…………」



さっきと同様に単語を呟く二郎くんと三郎くん。こういうところはホントに息ぴったりだよね、この二人



「「「えええええええええぇぇぇぇ!?」」」



いや、本当に仲良いね君達。流石っ!!

終わり←おまけ1の2



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設定タグ:ヒプノシスマイク , 観音坂独歩 , ヒプマイ   
作品ジャンル:恋愛
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ゆの@ヒプマイ - amroさん» 応援のお言葉ほんと嬉しいです!拙いながらも小説の世界に読者さんを引きずり込めたみたいでよかった……。最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (2019年1月13日 14時) (レス) id: 6eb8088052 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの@ヒプマイ - 新田(仮)さん» うわぁ〜!もったいないお言葉ありがとうございます!!私も書いていて美味しかった……笑笑。最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (2019年1月13日 14時) (レス) id: 6eb8088052 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの@ヒプマイ - めぐみんさん» 終わり方自信なかったので、そんな風に言っていただけて光栄の極みです!最後まで読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m (2019年1月13日 14時) (レス) id: 6eb8088052 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。小説最後まで読みました。独歩と主ちゃんの関係が最高で中々素直になれない2人を無意識に応援しながら読んでました。これからも応援しています。 (2019年1月13日 11時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
新田(仮) - んんんんんん()ラストめちゃよかったです…… 夢主たそのお母さんとの関係とか、夢主たそとどっぽっぽの不器用なかんじとか……めちゃ美味しかったですありがとうございました() お疲れ様でしたァァァァッッ(´ω`*) (2019年1月13日 8時) (レス) id: c6b51169dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆの@ヒプマイ | 作成日時:2018年12月8日 13時

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