あのね14 ページ16
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また口喧嘩を始めそうな二人を慌てて止めると、渋々といった風に口を閉じた。この二人、仲が良いのが悪いのか……
「えっと、このお金はありがたく頂きますね。僕たちイケブクロに住んでいて、このまま歩いて帰るのはちょっと無理ですから……あ！お金は必ず返します！」
申し訳なさそうにいった三郎君に、両手を顔の前でぶんぶん振った。別にいいんだ、千円くらい。この後会えるかどうかも分からないんだし
「お金は返さなくていいよ」
「え、でも……」
「それはちょっとわりぃよ」
よく出来た子達だなぁ……
なおも食い下がる二郎くんと三郎くん。しかし突然三郎くんが、あ！と声をあげる
「僕たちのお兄ちゃんが、イケブクロで萬屋を営んでいるんですけど……なにか困ったことがあったら、いつでもきてください」
「お兄ちゃん……！？」
ガバッと顔を上げる私に、不思議そうな顔をする二人。しかしそんなことはお構いなしに、ギュッと二郎くんの手を掴んだ
「お兄ちゃんってもしかして……山田一郎さん……？」
「……え、あああの手っ」
きっと今の私は凄い気持ち悪い顔をしているんだろう。二郎くんが引いちゃっている。でも、更に顔の距離をグッと縮めてキラキラとした目で二郎くんを見つめた
「〜そっそうだけど……手離せっ」
紅い顔をした二郎くんにばっと強引に手を離される。しかし、めげずに二郎くんと三郎くんをまとめて抱きしめた。二人とも身長高くて、子供が親に抱きついてるみたいな光景になってるけど
「すごいすごいすごい！！やっぱり二人とも一郎さんの弟なんだ！！」
ぴょんぴょんジャンプしながら興奮気味にそう叫ぶと、三郎くんの困惑気味な声が降ってきた
「いちにぃのファンなんですか……？」
「そう！大好き！！っと………ごめん、離れるね……」
じ、自我を失ってしまった……
興奮気味に二人の男の子(未成年)を抱きしめた(二十七歳)ことに、やっと現実感が沸いてきてさっと顔が青ざめた。
今の誰にも見られてないよね？左右上下確認よしオッケー
「ごめん！！私一郎さんの大ファンで………引いた、よね……。」
目線を落としながらそういうと、「いいえ！/んなわけねぇ」と響く二人の声。その声に驚きながらも二人の顔を見ると、先程の私と同じようにオッドアイがキラキラ輝いていた
「分かります！！かっこいいですよね、いちにい！！」
その後一郎さんについて三人で語り合いました
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ゆの@ヒプマイ - amroさん» 応援のお言葉ほんと嬉しいです！拙いながらも小説の世界に読者さんを引きずり込めたみたいでよかった……。最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ (2019年1月13日 14時) (
レス) id: 6eb8088052 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの@ヒプマイ - 新田（仮）さん» うわぁ〜！もったいないお言葉ありがとうございます！！私も書いていて美味しかった……笑笑。最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 6eb8088052 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの@ヒプマイ - めぐみんさん» 終わり方自信なかったので、そんな風に言っていただけて光栄の極みです！最後まで読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m (2019年1月13日 14時) (レス) id: 6eb8088052 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。小説最後まで読みました。独歩と主ちゃんの関係が最高で中々素直になれない2人を無意識に応援しながら読んでました。これからも応援しています。 (2019年1月13日 11時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
新田（仮） - んんんんんん（）ラストめちゃよかったです…… 夢主たそのお母さんとの関係とか、夢主たそとどっぽっぽの不器用なかんじとか……めちゃ美味しかったですありがとうございました（） お疲れ様でしたｧｧｧｧｯｯ(´ω｀*) (2019年1月13日 8時) (レス) id: c6b51169dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの@ヒプマイ | 作成日時：2018年12月8日 13時
