(近所の)兄に愛されすぎて笑いそうです (ページ3)

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『ゲームしたいなぁ…(/ω・＼)ﾁﾗｯ』理「いいぞ（拳銃取り出し）」　『…ふぁっ！？！？』ページ3

ゲーセンなう
『♪ひさびさだー！！』

二「は？お前最近よくゲームしてるとか言ってただろ？」

『おやおや？よく聞いとったねぇ』

俺の前を歩いて太鼓の鉄人に向かいながら振り向かずに言う

二「っ！！いやっ！別に…！お前のことを気にしているわけじゃないからなっ！！！」

『ツンデレｗｗｗ』

ゲームの前につき、Aがゲーム機にコインを入れて始める。
いつもの曲で、いつもの難易度…閻魔。
某太鼓ゲームの難易度鬼以上と聞く。
…まぁ、鉄人自体が、それよりも難しい基準のレベルで作られているんだよな……たしか。
必死になってノーミスでコンボをつなげていく小さな背中をながめる。
細くて、華奢で、可愛らしい。抱きしめたらどんな反応を見せるだろうか。
絶対ミスるな。頬を膨らませて拗ねるだろうな…。
そんなことを考えながらAの背中に手を伸ばす。

『ゲームってのは、アリスとのポーカーとか、ダウトみたいな賭け事のことやったんよ』

唐突にAが口を開く。

二「……アリスだぁ…？」

伸ばしていた手を止めてAの口から出てきたある名前を繰り返す。
アリスとは、確かfling posseのギャンブラーだったはずだ。
有栖川帝統だからアリスか…こいつらしいあだ名の付け方だ。単純。
…いや、なにホンワカしてんだ。ちげぇだろ！
それより、今気にすべきなのは「アリスと賭け事」…ココだろ。
何賭けたんだよ？なんか…こう、ラノベとかにあるような…き、キス、とか言わねえだろうな…

『ぃよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』

耳をつんざくようなAの叫び声。
今度は心の声じゃなさそうだ。Aの視線の先には「フルコンボ」と表示するゲーム画面があった。

二「バケモンじゃねぇか！」

思わず叫んでしまう。俺が考え込んでるときに能天気なものだ。
…まぁ、でもそれがこいつのいいところで、俺のすK…
……訂正。好きじゃねぇ！こいつのどこが好きだと？
こんな声がでかいだけで、莫迦で、女子力皆無だし、胸もねぇし、誰にでも優しいし、見てて楽しいし、可愛いし、髪とかぜってぇいい匂いすんだろ、サラサラでふわふわしてて触り心地いいし、あんだけ元気でうるせぇのに体とか華奢で守ってやりたく…………なんねぇ。
ちげぇから！！！好きじゃねぇから！！！わかってくれ！ぜってぇ！好きじゃねぇからっっ！！！！(誰に向かって話してんだ)

『ジロちゃん？大丈夫？顔、赤かよ？』

Aが心配そうに顔を覗き込む。今は、やめてくれ。