【ヒプノシスマイク】ちょっと落ち着きません？part3

story85 ページ25

｢まさか子猫ちゃんが来てくれるなんてね｣

｢あ、あはは｣






幼馴染は他のホストの人とどこかに行ってしまい、一二三さんと二人きりという状況


本当なんて勝手なやつだ






｢今日はもうお酒飲めるの？｣

｢あ、はい｣

｢そう固くならないで
いつもみたいで大丈夫｣

｢は、はは｣





やばい、変な笑いしかでてこない！！


だって、なかなか嫌じゃない？


知り合いがホストクラブに来て


しかも、自分の店で自分が接客するとか




なんというか、心底申し訳ない








｢浮かない顔だね
どうかしたの？｣

｢い、いや……
大したことじゃないんで……｣

｢いいよ、僕でよかったら話を聞かせてくれないかな？
言うだけでも案外スッキリするかもしれない｣





爽やかな笑顔を浮かべる一二三さん


うーん、人気ナンバーワンなのがよくわかる気がする


でも、いくら一二三さんがスーツ着ている状態でも本人に言うと気を遣われそうだし





｢本当に大したことじゃないので、大丈夫ですよ！
一二三さんの話、聞かせてくれませんか？｣





スーツ姿のときじゃないと、こうして話せないし


せっかくの機会を大事にしないと


一二三さんは、少し驚いた表情をしながら





｢僕の話もいいけど、子猫ちゃんのお話も聞きたいな？｣




なんて言うもんだから、自己紹介を詳しくしたバージョンが始まった

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