【ヒプノシスマイク】ちょっと落ち着きません？part3

story77 ページ17

『左馬刻』という言葉を聞いた瞬間



ゾワッと鳥肌がたったのは何故だろうか



いや、なんとなく理由はわかってるんだけど






｢さ、左馬刻さんの車ですか……？｣

｢あぁ｣

｢さ、左馬刻さんはきっと私なんかを乗せたくないんじゃないですかね？
私はタクシーで帰るので……｣

｢Aなら乗せてくれるだろう
もしダメだったら小官も共に頼もう｣






そういうことじゃないんだけどな……



でも、なんとなく理鶯さんがいれば安心な気がする……







｢……わかりました｣

｢では、待つとしよう｣

｢あのー……
銃兎さんは、お仕事ですか？｣

｢確かそんな感じのことを言っていた気がするな……｣






それを聞いた瞬間、ホッとする



危険人物が2人もいらないからね






｢それにしても遅いな……
時間を過ぎている……｣

｢何かあったんでしょうか？｣

｢大丈夫だとは思うが……｣






そして、1台車が来たのが見えた





｢左馬刻か｣

｢来ましたね……｣






そして、近づくにつれて見えてはいけないものが見えた



それは、助っ席にある人影



車が止まったときには、それが誰かも完璧にわかった






｢あ？
なんでお前が……｣

｢どうかなさいましたか？
Aさん｣






さすがの私も失笑するしかなかった


いや、まじでなんでいる

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