【ヒプノシスマイク】ちょっと落ち着きません？part3

story76 ページ16

た、助かったー……！！


いや、でもなんでいるの


ここ、かなり木がたくさんあるところだけど……






｢理鶯さんは、どうしてここに……｣

｢『助けて』という声が聞こえたからな｣





いや、そういう意味じゃなくて……


と思いながらも、助けに来てくれた嬉しさの方が圧倒的






｢A、なにかあったのか？｣

｢いやー……
道に迷いまして……｣

｢ふむ
どこに行こうとしていたんだ？｣

｢ここです｣






携帯の画面を見せると


膝を少し曲げ、携帯を覗いた




顔近い……


こう見ると本当外国の血が流れてる顔立ちだよなー……


絶対ハーフだよねー……



名前的に純日本人じゃないとは、思うけどさ……







｢A、ここまでかなり歩いてきたのではないか？｣

｢あ、あぁ
かなり歩きましたね……｣

｢ここからだとまず大通りに戻るのに徒歩1時間はかかる｣

｢え！？｣

｢ここまでかなり歩いてきたのだろう
とりあえず今日は帰った方がいいんじゃないか？｣

｢そ、そうですね｣






『ありがとうございました』と言って、理鶯さんに背を向けたときだった


腕を掴まれ、『え？』と振り向く






｢どこに行くんだ？｣

｢え？
大通りに……｣

｢さっきも言った通り、ここからだとかなり距離がある
左馬刻がもうじき来るから、乗せてもらった方がいいだろう｣

｢……はい？｣

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