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story93 ページ3

「ああぁあ……」





翻弄されてる自分が恥ずかしい……!!



顔に熱が集中しているのを感じて、頬をパチンと叩いた



落ち着け、自分


落ち着けー……





「よし」





深呼吸して、メイド服を手に取った





「オネーさん、そろそろ大丈夫?」

「は、はい」





そう言って、部屋に入って来た乱数さん



私の周りを1周まわり






「いいねいいね!
やっぱりオネーさんには、こっちの方が似合うね!」

「ありがとうございます……」






『似合う』というワードを聞き、少し照れてしまっているのが自分でもわかった


これはお世辞、お世辞だから……


そう心の中で唱えながら、私は言った







「……オネーさん」

「はい?」

「ちょっとごめんね」

「え?」







そう言って、私を前から抱きしめるような形になり私は硬直






「このリボン、後ろじゃなくて前でしばるんだよ
……って、オネーさん?
大丈夫?」





顔を覗かれ、私は驚いて後ろに下がる





「だ、大丈夫です」

「顔真っ赤だけど……」

「赤くないので……!!」

「あ、もしかして……」





『ちょっと期待してた?』


耳元でそんなこと言うもんだから、さらに私の顔の熱が集中した





「な、何言って……!?」

「まあ、オネーさんならいいかな」





乱数さんが近づくにつれて、私も1歩ずつ下がる


そして、椅子があるのに気付かず、座る形になってしまった






「つかまえた!」





いつもと同じテンションだから、ちょっと油断した瞬間


男だと理解できる力で私の手首を掴み、後頭部を寄せられ、キスをした

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山吹美咲(プロフ) - カマさんさん» わかりました!書かせていただきます! (2018年8月8日 18時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
カマさん(プロフ) - よろしくお願いします! (2018年8月8日 17時) (レス) id: 2ac66c2259 (このIDを非表示/違反報告)
カマさん(プロフ) - 全然大丈夫です!むしろありがとうございます! (2018年8月8日 17時) (レス) id: 2ac66c2259 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - カマさんさん» それでも大丈夫なら書かせていただきます! (2018年8月7日 7時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - カマさんさん» 記載した通り、書きにくく感じるときがあるので(寂雷は特に口調の問題で...)文量が少ないかもしれませんが、大丈夫ですか? (2018年8月7日 7時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山吹美咲 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年7月26日 0時

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